大人の言うことは信じなくていい
そんなスタートアップ界ですが、これからの「未来」を担う若者には期待しています。
僕が起業家を目指す若者に言葉を送るとしたら、「Don’t believe over 30」ですかね。「大人が言ってることをそんなに信じなくていいんじゃない?」と。つまり「僕の言ったことを信じるな」ということになってしまうんですけど(笑)。
若い人って、自分と仲間たちでおぼろげながら抱えている「大人たちはこういうふうに言ってるけど、どう見てもこっちなんじゃないか」っていう感覚があると思うんです。僕も大学生のころにありました。
自信もエビデンスも無いし、言語化もうまくできないけど「皆でディスカッションしたら、いつも最後は『ここが大事だね』ってなるよね」ということ。それは多分、合ってる。権威がある人の言葉ではなく、自分たちの感覚を信じてほしいです。
先日、僕が支援している特定非営利活動法人ETICが主催する次世代の起業家・イノベーターを育成するコミュニティ「MAKERS UNIVERSITY U-18」で、「自分の初めての記憶は、2歳でエアコンの室外機を美しいと思ったことなんです」と言って、世界中のエアコンを調べている高校生に出会いました。
彼のように、好きなことが早くに見つかった人は幸せです。「そういう人はまっすぐそれをやったらいいよね」っていう時代が早く来てほしいですね。