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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

トヨタ カローラ クロス

みなさん、不思議だとは思わないだろうか。カローラは55年の歴史の中で、世界で何と累計5000万台以上の販売実績を持つ大ヒット車種にもかかわらず、クロスオーバー仕様が登場したのは、先々月が初めてだといこと。クロスオーバー仕様の名は、シンプルに「カローラクロス」。

トヨタの豊富なラインアップの中では、SUVが増えるいっぽうだ。人気のRAV4、ハリアー、CH-R、ライズ、ヤリスクロスなどのSUVラインアップに今度加わってきたのが、カローラクロスだ。今までカローラのセダン、ハッチバック、ワゴンがあったのに、そしてSUVが20年以上前からブームになってきたのに、何でカローラのSUV版がなかったのか。

実際に肉眼でその外観をチェックすると、カローラ家系であることに気づく。RAV4やヤリスクロスから通じる部分もあれば、サイド・プロファイルも似ているところもある。つまり、そろそろSUVに乗り換えたいと思うカローラ好きな人にはぴったりのクルマだし、サイズもちょうどよく、嫌味なところがない。思い切りカローラの匂いがする。

横から見たカローラクロス

実際に乗ってみたところ、この新車種は間違いなく今の市場では、新しい基準になるぐらいの素質を持っていると感じた。時代に合った新スタンダードと言える。あえて普通であることが魅力的だ。

かわいいパグ犬みたいな顔つきを採用したカローラクロスは、実は世界の戦略的な車種として海外でもかなり期待されている。先日、アメリカの有力誌「カー&ドライバー」でも、気合の入った紹介記事が掲載された。

しかし、アメリカ仕様は日本仕様と異なるノーズデザインが採用される。簡単にいうと、下の写真に見られるように、日本仕様のパグ犬の鼻の部分の代わりに、普通っぽいグリルが使われる。やはり、市場によってデザインの好みが違うので、そういう肝心なところを変える必要がある。

ピーターとカローラクロス

カローラクロスは、安全性の高いTNGA下のGA-Cプラットフォームに、1.8リッターの普通のガソリン仕様とハイブリッド仕様が2タイプが用意される。また、FFバージョンの他に、4WDの「E-FOUR」も用意。ハイブリッドは、98psの4気筒1.8リッターに、72psを発揮するフロントモーターと組み合わせている。それに対して、ガソリンモデルは、140psを発生する1.8リッターとCVTのコンビニなっている。今回は、僕はFFのハイブリッドに乗ってみた。

文=ピーターライオン

トヨタ自動車
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