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ミシュランガイドモスクワ2022 授賞式の様子 (C) Press Service of the Moscow City Tourism Committee

ロシア初となる「ミシュランガイドモスクワ2022」の授賞式が、10月14日、モスクワのザリャジエ音楽ホールで行われた。

コロナ禍とあって、参加者は事前にPCR検査を受け、陰性照明の提示で入場が許可された。ロシア国内メディアのほか、世界各国のメディア関係者20人が招待され、筆者もそのうちの一人として取材する機会を得た。ミシュランカラーの赤で統一された会場に集ったのは、シェフやレストラン関係者を含めた約700人。

新たな「美食のハブ」に


開会に先立っての記者会見では、モスクワのナタリア・セルグニーナ副市長が、「ミシュランガイドを招致するアイデア自体は2012年頃からあったが、本格的にプロジェクトがスタートしたのは5年前」と、長期的な計画のもとミシュランの誘致が進んだということを示した。

また、ロシア観光局のザリナ・ドグゾヴァ代表は「コロナ前の2019年に118億ドルだった外国人観光客による収益を、2030年まで倍にしたい」と、ミシュラン効果に期待を寄せた。


左2人目からセルグニーナ氏、プレネック氏、ドグゾヴァ氏

ミシュランガイドのインターナショナル ディレクター、グウェンダル・プレネック氏は、「モスクワには上質な食材と、クリエイティビティがある。野心的で、忘れられない体験を産み出そうとしているシェフたちがおり、将来は新しいコンセプトを生み出す、美食のハブになるだろう」と力強く付け加えた。

今回発表されたミシュランガイドモスクワに三つ星店はなく、二つ星2店、一つ星7店、グリーンスター3店、ビブグルマン15店。ミシュランプレート店を含む合計69店が表彰された。中でも筆者が注目する3店を紹介する。

注目の3店


Twins Garden(ミシュラン二つ星、グリーンスター)


「世界のベストレストラン50」でも30位に入る注目店。白樺の森をイメージしたエントランスを抜けてダイニングルームに向かうと、「ツインズ」の店名通り、厨房に立つ双子のイヴァンとセルゲイ・ベレズツキーシェフが迎えてくれる。テーブルに着くと渡されるのは、食材の産地を示したロシアの地図。11のタイムゾーンと6つの気候帯を持つ国らしく、多様な「国産」食材が手に入る。

文・写真=仲山今日子

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