4. 問題をクリエイティブに解決する
チーム環境では、衝突やちょっとした障害が予想される。それが進展を急停止させてしまうこともあるが、必ずしもそうなるわけではない。
フラストレーションを停滞させるのでなく、頭を切り替えて創造力を発揮し、つねに解決策を模索するようにしよう。可能性に目を向ければ、状況の枠組みを見直し、問題に対する別の答えを思い描けるようになる。そうすればあなたは、先を見越してクリエイティブに問題を解決できる人、貴重なチームメンバーとして見てもらえるようになるはずだ。
5. エンパシー(共感力)を発揮して他者を優先する
プロジェクトの締め切りに間に合わせるための正念場では、「人がチームの力になる」という単純な真実を忘れがちになる。そして、そうした「人」、つまり、それぞれ独自の考え、感情、モチベーションを持つ個人は、目的を達成するための単なる業務上の一手段と見なされることを望んでいない。
そんなふうに扱うのではなく、エンパシー(共感力)を発揮して他者を優先するようにしよう。定期的に同僚の様子を確かめ、「物事はうまく行っている?」と尋ね、ひとりの人間として相手を知ることを最優先にするといい。
あれこれ判断されたり批判されたりせずに、安心して心を開いて話せると感じられるような、安全な居場所をつくろう。また、チームメンバーに対しては、自分が全員を気にかけていること、それぞれが抱える難問を理解していること、助けになりたいと思っていることを定期的に伝えるようにしよう。
チームメンバーから最高の力を引き出すためには、まずは、彼らをありのままの人間として「知る」必要がある。そうすれば、より深いつながりと理解の共有を促進する環境を生み出すことができる。ひいてはそれが、コラボレーションの成功につながるはずだ。