そう話すワンオー代表・松井智則さんは、世間の関心が高まる以前からサステイナブルな製品に惹かれていたそうだ。
「もともと古着屋にいたこともあり、新品でも“この服は将来残るものなのかな?”と、自然と意識するようになりました」。
この日着用したイコーランドのTシャツは、製造に関わった人々の名がタグに並び、背景が見えるうえ、時代を越えて着られるデザイン。
「昔に比べて、服を買い足す量が明らかに減りました」と松井さん。この日はいていたジル サンダーのサンダルは今夏買った数少ないアイテムだ。
「サステイナブルはただエシカルな素材を使ったモノのブームではなく、10年後の自分が着ているかどうかという目線でも服を選ぶのが大切だと思います」。
さまざまなカタチのサステイナブル服
4万7080円/ノア(ノア クラブハウス 03-5413-5030)
サーファーでもあるデザイナーは自然を保護することにも積極的だ。リサイクル生地を使ったカーディガンはその姿勢を体現するひとつ。
2万6400円/ヘリーハンセン(ヘリーハンセン原宿店 03-6418-9669)
防水透湿性のある生地で雨も気にならず、水辺でも活躍する。リサイクル糸を使用していて環境にも優しい。
1万7050円/イコーランド トラスト ファッション(イコーランド シブヤ 03-6805-0903)
世界的なスポーツブランドの余剰在庫となったスウェット生地を使用。約40年前の編み機を使いべたつきを軽減したスムースな着心地に。
1万8700円/ラコステ 0120-37-0202
ポロシャツで名を馳せるブランドも、オーガニックコットンで仕立て、サステイナブルに配慮。こういうスタンダードなデザインは何十年後も付き合えそう。
(この記事はOCEANSより転載しています)