ディズニーランドのチケット価格は、訪問日の混雑度に応じて区分されているが、今回の値上げでは、繁忙期に新たに6つの枠が設定された。
平日に一つのテーマパークを訪問できるティア1チケットの価格は、これまでと同じ104ドルだが、ティア2からティア6の価格はそれぞれ119ドル、134ドル、149ドル、159ドル、164ドルに値上げされた。
現地メディアのOrange County Registerによると、これらの価格は以前と比べて最大8.1%の値上げになっている。これまで最も高額なチケットは154ドルだったという。
さらに、一つのディズニーランドを2日間訪問するためのチケットの価格は、20ドル上昇して255ドルとなり、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに「パークホップ」できる2日券の価格は25ドル上昇して315ドルになった。
また、テーマパークの駐車料金は25ドルから30ドルに、ディズニーランドのホテルの駐車料金は25ドルから40ドルに値上げされた。
ディズニーのチケット価格は、インフレ率よりも早く上昇している。ロサンゼルス・タイムズによると、9月時点での過去12カ月間のインフレ率は5.4%で、ディズニーランドのチケット価格の平均上昇率は6%だった。
旅行サイトKoalaの8月の調査によると、ディズニーランドの1日券の価格は、現在のペースで値上げが続けば、2031年までに223.96ドルになると予測されている。これは、1955年にディズニーランドがオープンしたときのチケット価格の2.50ドルから8858%の上昇だ。
ディズニーランドのゲストは、1日20ドルの料金を支払えば、ディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーのテーマパーク内にあるさまざまな乗り物の待ち時間を短縮することが可能だが、人気の乗り物には、さらに別の追加料金が必要だ。
ディズニーは、定期的にチケット料金を値上げしているが、25日の値上げは、2020年2月のパンデミック前の価格改定以降で初めてのことだ。ディズニーランド・リゾートはパンデミックの影響で1年以上閉鎖された後、今年4月に再開した。
ディズニーのテーマパーク部門の売上は急落したが、今年第3四半期の決算ではパークの再開に伴い、パンデミックが始まって以降で初の黒字化を達成した。