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干場弓子

上下関係、ジェンダー、社内外の枠組みなどに縛られずに、チームや組織、あるいは業界に多くの実りをもたらした女性たちは、何を考え、どう行動したのか。

Forbes JAPANでは、これまでの考え方や既存のシステムを超えて活躍する女性にフォーカスした企画「Beyond Systems」を始動。約3カ月にわたり、翻訳コンテンツを含めたインタビュー記事を連載していく。



創業以来35年間務めたディスカヴァー・トゥエンティワンの社長職を退き、今年5月、BOW&PARTNERSを設立した干場弓子。次世代の旗手となるビジネス書の著者発掘を中心とする書籍の発行元出版社として始動。当面は、発行のみを行い、発売は中央経済グループパブリッシングが行う。前職で、出版取次を介さず“直取次”をする新発想や、ビジネス書の大ヒットを生み出したプロデュース手腕が、各界から注目を集めている。

BOW(弓)に込めた思い


10月26日に創刊された新レーベル『BOW BOOKS』では、かつて『はじめての課長の教科書』でミドルマネジメントのリーダーシップに初めて光を当てた酒井譲による『リーダーシップ進化論』と、創業3年半で上場し、2期目の今年、企業価値1000億円超えという再生医療のベンチャー企業を率いる裙本理人の『ミレニアム・スタートアップ』2冊を同時発売した。

BOW&PARTNERSを設立する前は、「もう出版はいいかな?」と思っていたという。しかし、中央経済GPの山本憲央社長の誘いもあって、いざ準備を始めてみると、「私にはもう世界を変えていく力はない。でも、世界を変えていく人に影響を与える人を見つけて世に出していく事なら、まだ出来るかも」そう思えて勇気が湧いてきた。

「社名やレーベル名は、ずっと考えていたのですが、最初なかなか決まりませんでした。ところがある晩のこと、創刊第1号の酒井穣さんと原稿についてメッセンジャーでやりとりしていたとき、彼がものの15分くらいで命名してくれたんです。私の名前の“弓子”を使った方がいい、いやなら英語でどうかと。僕たち著者は矢です。弓は矢に力を与えてくれる存在ですと。

私はプロデュースをするこの仕事が大好き。“本”という形で、世界を変えていくお手伝いがまだできるとしたら、期待してくださる方々がいらっしゃるとしたら、とてもありがたいことで、それに応えたいと思います。スタートしたばかりの『BOW BOOKS』では、次世代のビジネス本の著書を発掘したいとわくわくしています」


取材・文=中村麻美

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