「世界にひとつ」の輝きを持つ挑戦者たち。この輝きこそが、次の時代を創造するビジネスの源になる。アメリカン・エキスプレス(AMEX)とForbes JAPANはそれぞれの立場から、それぞれのビジネスに取り組む挑戦者が持つ、世界にひとつの輝きが、次世代を照らす大きな光に成長していくためのバッキング(=支え、後押し)を行ってきた。そして2021年、それぞれの思想に共鳴し、両者はタッグを組み、さまざまな取り組みを行ってきた。次世代を担う30歳以下の30人を表彰する「30 UNDER 30 JAPAN 2021」もそのひとつだ。今回、AMEXとForbes JAPANによる挑戦者をバッキングする取り組みの一環として、30 UNDER 30 JAPAN 2021受賞者に、「バッキング」「支え」にまつわる5つの質問に答えてもらった。
髙久侑也は、筑波大学体育専門学群を卒業後、筑波大学発ベンチャーとしてSportipを創業。AIとサイエンスを駆使して体の動きを解析することで、一人ひとりに合ったトレーニング指導ができるアプリサービスを開発。アプリを通じてフィットネスジムのトレーナーや整体師などの専門家をサポートし、多くの人々に適切な運動指導を実践している。
Q1:現在のサービスをはじめたきっかけは?A:病気になり、野球を断念経験や勘に基づく指導によって、私自身が野球を断念せざるを得ない病気になってしまったことがきっかけでした。具体的には胸郭出口症候群という腕の血行が悪くなる病気で、ボールを打つ瞬間や捕球する瞬間に痛みが生じるようになり野球をやめざるを得なくなってしまいました。その時のショックは大きく、その後は野球を見るのも嫌になったほどでした。その負のダメージがエネルギーになって、なんとかスポーツの現場を変えたいと思ったんですね。初めは教員になってスポーツ現場の問題解決をしようと考えたのですが、ある時に海外に行き、私と同じような悩みを抱えている人が多くいることを知りました。そこからですね、自分が教員になるだけでは解決する範囲が狭い、テクノロジーを使って全世界の人たちの課題を解決したいと思うようになったのは。
Q2:支えになった人は?A:祖父私が起業するきっかけになった祖父です。幼い頃から建設業界で起業した祖父の背中を見て育ち、子ども心ながらもその生きざまがかっこいいと感じていました。その祖父からは毎日のように「新しいものを作る仕事をしなさい」といったように、ものをつくる価値を伝えられていたことが、今の私の原点になっていると思います。
Q3:支えになった言葉は?A:「未来を予測する最善の方法は、それを発明すること」これはパーソナルコンピュータの父と呼ばれるアラン・ケイの言葉です。Sportip以外にもスポーツを取り巻く環境を改善しようとサービスを提供する企業はたくさんあります。しかし、運動指導を根本から変革させようという会社はほとんどありません。何故なら大変だから。それでも私は誰かに期待するのではなく、自分が動くことで運動指導を根本から変えていくという選択をしました。自分で何かを作っていくというほうが性にも合っていますし、この課題解決に人生をかける価値があると感じましたから。新しい機能を開発する時など生みの苦しさを味わっているときに、この言葉が浮かんで、心の支えになってくれています。
Q4:支えになった習慣は?A:美味しい食事1年中休みなく働いている私にとって、何よりの支えはおいしい食事です。忙しい日々を過ごしていても、毎日3回きちんと食べることで日々頑張っていこうと思えます。もちろん、体を健康に維持するためにも食事は不可欠ですし、リフレッシュという意味も大きいですね。大好きなすき焼きを月に一回は食べて、心身ともにエネルギー補給しています(笑)。
Q5:これから支えたいことは?A:全てのヒトの健康全世界の方々の健康を支えていきたいと考えています。スポーツをはじめ病気や介護など運動に関わることで不満を持つ方はたくさんいらっしゃると思うんですね。ですから生まれた瞬間から死ぬまでのあらゆる運動に関するフェーズにおいて支えていきたいですね。実は今もスポーツだけでなく、介護の現場でもすでに利用していただいていますが、今後は介護に特化したものも開発していく予定です。最近、80歳の女性の方に1か月モニターとして協力いただいたのですが、姿勢がよくなり筋力が上がるだけでなく、モチベーションも大きく向上したんですね。「元気でいたいから、もっともっと運動をしていたい」という行動変容まで起きたわけです。そんな元気でイキイキと生きる方を一人でも多く支えたいと考えています。
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髙久が支える対象は、全世界の人々の健康だ。そのために365日休まずに新しい機能やサービス開発をするために格闘し続けている。そんな熱い想いとエネルギーがイノベーションに結実するはず。未来を創るための髙久の挑戦は今後も続くことだろう。
アメリカン・エキスプレスは、30 UNDER 30の受賞者の髙久のように次代を切り拓く創造に挑むビジネスオーナーを対象に、「“世界にひとつ”のあなたのビジネス、応援します」というタグラインを掲げて支えている。
今回、髙久に伺った「バッキング」にまつわる言葉は、今後、世界に羽ばたいていく世代の支えになるはずだ。アメリカン・エキスプレスとForbes JAPANは、これからもバッキングの輪を拡げていく。
>>インタビュー動画を見る>>30 UNDER 30 2021 AMEX特設ページ>>AMEX × Forbes JAPAN 特設ページそう、ビジネスには、これがいる。
アメリカン・エキスプレス