クリスティーズの担当者らをゲストに
NFTの取引額は急増し、世間の関心も高まっているが、NFT市場は規制されたファイナンスや投資といった主流マーケットとは依然として区別され、投機筋が群がっているのが実情だ。番組で、Zhongとオハニアンは自らのNFTの投資実績や、資産を保管するデジタルウォレットのリンクをポッドキャスト上で公開するという。
「人々は、NFTに関して、詐欺まがいではない、信頼できるコンテンツを求めるようになっている。我々は、コレクターやクリエイター、投資家など幅広い分野のゲストを招き、多くの人から頼りにされる番組を作りたい」とZhongは述べた。
ゲストには、NFTの投資家であるFarokh Sarmadや、オークションハウスのフィリップスで作品が取引されたことのあるアーティスト、ThankYouXなどが登場する。彼らの多くは、知名度がさほど高くないが、Zhongとオハニアンは、過去の雑誌の表紙をNFT化したタイム誌のキース・グロスマン社長や、NFTアートの取扱いを他社に先駆けて行ったオークションハウスのクリスティーズのノア・デイビスなどにもインタビューする予定だ。
クリスティーズは、3月にアーティストBeepleのコラージュ作品を競売にかけ、史上最高額の6930万ドルで落札された。
「ちょうどその頃、私はZhongと投資ポートフォリオが今後大きく変わり、投資対象が株や債券だけでなくなるという話をしていた。16年前にレディットを成長させたのと同じトレンドが、今ではより効果的に、より早く広まっている」とオハニアンは話す。
彼の言うトレンドとは、オンラインコミュニティが構築され、成長するスピードが速まっていることを指す。「これは、非常にエキサイティングなことだ」と彼は語った。