同アワードは、米国版で2011年にスタート。毎年アートやテクノロジー、教育、メディアなど様々なカテゴリーから30人を選出する名物企画で、各国版が世界中で実施されている。日本版は2021年で4回目。今年からは、変化の激しい時代におけるメディア発の“次世代リーダー発掘のエコシステム”としての役割も担う。
受賞者の審査基準は3点で、まず30歳未満の日本人もしくは日本を拠点に活躍している人物であること。次に、現在グローバルな舞台で活躍をしているか、今後グローバルに活躍することが期待されていること。そして、業界の常識を覆す挑戦をしていること。
オリンピックイヤーでスポーツ選手の活躍が目立った今年は、二刀流でMLBを席巻した大谷翔平をはじめ、競泳の大橋悠依とスケートボーダーである開心那の両五輪メダリスト、マスターズ制覇を成し遂げたプロゴルファーの松山英樹ら、アスリートも多く選ばれた。
バトンをリレーするように
(c)You Ishii
受賞セレモニーには、30名の受賞者から、俳優の忽那汐里(29)、パフォーマーの白濱亜嵐(28)、無駄づくり発明家の藤原麻里菜(28)、サウンドアーティストの細井美裕 (28)、美術作家の小野澤峻(25)、モデルのトラウデン直美(22)の6名が登壇。
セレモニーの冒頭で、Forbes JAPAN編集長の藤吉雅春が「30 UNDER 30は未来へのリレーと考えている。各界のトップランナーたちが次の世代の主役、次の時代をつくるのは誰かと検討を続けてきた。推薦のあった選びに選び抜いた30人が、バトンをリレーするように時代を作っていく」と挨拶。
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コロナ禍が猛威を振るう昨今だが、「今年はこれまでとは違い、特別な30 UNDER 30。30歳未満という人生で最も充実した期間を、コロナ禍という誰も経験したことない時代環境で戦っている。選ばれた30人がどういう時代をつくり、主役になっていくかが楽しみだ」と、受賞者の未来に期待をかけた。