このマーケットプレイスでは、イーサリアムのブロックチェーン上で資産の追跡が可能で、入札者は、法定通貨に加えてイーサやビットコイン、USDコイン(USDC)などの暗号通貨で支払いが行える。
今年初め、オークションハウスのクリスティーズが開催したNFTオークションで、Beepleとして知られるアーティストの作品が6900万ドル以上で落札されたことで、NFTへの注目は一気に高まった。その後の数カ月で、グッチ、バーバリー、バレンシアガなどの企業もNFTへの参入を開始しており、NonFungible.comのデータによると、NFTの総取引量は、過去7カ月で5200万ドル強から4億800万ドルに増加している。
モヒートは、Web3と呼ばれるブロックチェーンの分散型ネットワークをマーケティングに用いる企業のセロトニン(Serotonin)から独立したスタートアップだ。同社は、NFTマーケットプレイスの構築や管理を手がけている。
「NFTへの参入には難しいイメージがあるが、私たちは参入障壁を下げ、ブランドが独自のスペースを持てるようにしたい」とモヒートの共同創業者でCEOのDan Kinsleyは述べている。「私は、分散化こそが未来だと考えており、人々をこの領域に引き入れていきたいと考えている」と彼は語っている。