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Scott Olson/Getty Images

ドナルド・トランプ前米大統領は、2020年の大統領選で敗北したにもかかわらず、「選挙に大規模な不正があった」とする根拠のない主張を続けている。だが、アーカンソー州のエイサ・ハッチンソン知事はこれについて先ごろ、「その主張が、共和党が2022年の中間選挙で勝利する可能性をつぶすことになる」との見解を示した。

ハッチンソン知事は10月17日、米NBCテレビの番組に出演。昨年の大統領選の結果を巡って「再び訴訟を起こすこと」は、中間選挙で共和党に「惨事を招く」ことになるだろうと述べ、最近のトランプの発言は、「建設的ではない」と批評した。

トランプはこの数日前、「選挙での不正の問題が解決しない限り、共和党支持者は次の中間選挙でも、2024年の大統領選挙でも、投票しないだろう」と発言していた。

実際に不正があったことを示す証拠は見つかっていないものの、トランプは、「共和党が行うべき唯一かつ最も重要なこと」は、その“不正”に関して調べることだと訴え、調査の実施を求め続けている。

大統領選は「過去」


ハッチンソン知事は、共和党は2022年の中間選挙で「勝利することが可能であり、実施に勝利する」と述べている。ただし、そのためには2020年の大統領選ではなく、「(コロナ禍で多大な影響を受けた)サプライチェーンや、パンデミックの克服、自由などの問題」に集中する必要があるという。

「大統領選はすでに過去のことだ。結果はすでに認定され、各州はそれぞれの選挙の整合性について決定を下し、必要な部分については改善した」

「問題は未来についてであり、前回の選挙についてではない」

一方、共和党のビル・カシディ上院議員(ルイジアナ州)もまた、昨年の大統領選に関するトランプの主張が、選挙で共和党にダメージを与える可能性について、ハッチンソン知事と同様の懸念を示している。

カシディ議員は、先ごろ出演した米HBOの番組で、仮にトランプが次の大統領選への出馬を目指したとしても、共和党の候補に選ばれるかどうかは「疑わしい」とコメントしている。

編集=木内涼子

ドナルド・トランプ

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