時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.12 「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」

パークスイートデラックス(温泉付き・98平方メートル)のコーナースイート。窓からは羊蹄山とニセコアンヌプリの双方が見渡せる。最大4名まで宿泊可能で、プライベート天然温泉を設置。


施設の充実にも目を見張る。羊蹄山を望む25mの屋内プール、スパ、温泉大浴場などが揃い、冬季の天候不順にも対応できるよう、10カ所ものレストラン&バーがあると知れば、それぞれにエキサイティングな食事の選択肢にも困るほど。


冬でも大丈夫、25mのインドアスイミングプール。ウェルネスエリアにはフィットネスジムも。


「ウェルネス アット ザ パーク」に設置されている天然温泉大浴場。寒い冬の時期には体の芯まで温まる温泉が人気。


10か所あるレストランの内の鉄板焼き「Teppan」はクリエイティブな鉄板料理を提供。


鉄板焼きの人気メニュー、新鮮な「ロブスター」。伝統鉄板焼きにフレンチの優雅なエスプリを加えた逸品。

さらにラウンジでは、パリの「ピエール・エルメ・パリ」がとろけそうに美味しいスイーツやオリジナルのケーキを提供。本場パリからのパティシエも笑顔で出迎えてくれ、国際色豊かな雰囲気作りはお手のものだ。


That’s Paris !! と言わんばかりにカラフルなマカロンはホテルオリジナルのテイストも。季節ごとに、ピエール・エルメ・パリと道内の生産者がコラボする「ピエール・エルメ・パリ 北海道シグネチャー アフタヌーンティー」を提供。

また、北海道の豊饒なテロワールを知り尽くす名店、ミシュラン3ツ星レストラン「モリエール」から中道博氏が、ニセコで「モリエール モンターニュ」での新たな料理を披露、同じくミシュランの星を持つ金沢の「鮨 みつ川」が展開するなど食の話題は尽きない。

3日間の滞在に於いての個人的な感想は「インターナショナルな空気感、外国語の飛び交う国際色豊かなもてなし、非日常のリゾート滞在が満喫できる」こと。


春や夏には大自然の中で遊ぶアクティビティが揃う。中でも清浄な雪解け水が注ぎ込む尻別川では、カヌーやラフティングなどアドベンチャーを満喫。

それもそのはず、総支配人を始めスタッフの出身国は33カ国を数える。スタッフの気取らない対応、カジュアルで優しい笑顔が寛ぎに繋がった。

ゴージャスなリゾートホテルだが、肩の凝らない滞在が、きっと、コロナ禍で疲れ果てたビジネスマンや、その家族をも癒してくれるだろう。密な都会で働くエグゼクティブたちにとって、ここは地名同様‘花園’であるかも知れない。

パーク ハイアット ニセコ HANAZONO
北海道虻田郡倶知安町字岩尾別328-47
0136-27-1234
https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-niseko-hanazono/ctsph

文=せきねきょうこ

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