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2021.10.19

学生がイノベーションで世界に羽ばたく! Red Bull Basementが今年も開催

Red Bull Basement 2020のGlobal Finalの模様(c)Philipp Carl Riedl / Red Bull Content Pool


2021年は、昨年から引き続いて北原成憲と、元Facebook Japan執行役員である馬渕邦美が、メンターとして参加することが決まっている。


2021年のメンターを務める、元Facebook Japan執行役員の馬渕邦美(左)とマクアケ専門性執行役員/R&Dプロデューサーの北原成憲

応募されたアイデアの多くはサスティナビリティを起点にしたもので、学生らしくキャンパスライフを充実させるものや、または生活を便利にさせるテクノロジーへのアクセシビリティに注目したものも多数エントリーしていた。

なお、昨年のウィナーは英国でプロダクトデザインを学ぶ2人の学生チーム「Lava X」。今後深刻な水不足が予想される英国での問題意識を反映し、シャワールームの床から集めた水を再利用する洗濯機である〈Lava Aqua X〉というプロダクトを提案。これが英国のすべての学生寮に配置された暁には、スウェーデンの総人口に相当する飲料水が確保できるという。

なお、過去にウィナーに選ばれた学生チームには、Red Bull Basementでの評価が信頼されたことで、企業からアクセスがあったとも語っており、このプロジェクトがただ短期間での学習機会や名声を得るだけではないことを証明している。

募集期間は10月25日まで。この記事を目にしてエントリーを考える学生にとって、準備する時間があまりにも短いのは事実だ。しかし、自分たちのアイデアを世に問い、実現できるチャンスが目の前にあるのに、時間を言い訳にチャレンジしない手もないだろう。

かたや大人たちにとっても、若者のみずみずしい多くのアイデアに触れることのできるまたとない好機でもある。

最後に、昨年日本代表としてファイナルへ進出したHummingBirdの袴谷優介の言葉を紹介したい。

「世界中の同世代のイノベーターと会話をするなかで生まれてきた考えがあります。それは、hummingbirdのように、自分のなかから生まれるもので世界を変えられるという予感でした。僕も世界を変える一人なんだと、今は強く信じています」

誰もが刮目すべきプロジェクト、Red Bull Basement 2021が動き出した。

<開催概要>

エントリー期間:2021年10月25日7:00まで
エントリー資格:Red Bull Basementに参加している44カ国のいずれかに居住していて英語を話せる学生(18歳以上)
投票期間:2021年10月25日まで

エントリー/投票、および開催概要(日本版)はこちら

文=青山鼓

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