「G-SHOCK」の初号機「DW-5000C」は1983年発売。以降、毎年多くのモデルが登場し、雑誌「OCEANS」の記事によると、その数は2017年8月時点で約3200以上という。また2018年時点で、単年での過去最高出荷数はオーストリアの人口とほぼ同じ約850万本、フェイスブックのフォロワー数は世界に約646万人。
40年近くにわたり多くのファンを魅了し、2021年10月時点で、世界累計出荷個数が実に1億3000万個を達成した。「G-SHOCK」が日本発の世界的プロダクトのひとつであることに、間違いはないだろう。
組み合わせは「6億5800万通り」……
さて、今回開始されたカスタマイズサービス『MY G-SHOCK』は、バンドやフェイス、ベゼル(文字盤を覆うガラス板の周りのリング状部品)、そして遊環(ベルトの余った部分を通す輪)といった部品の色を選び、自分好みのモデルが作れるという企画だ。製品のベースは、耐衝撃性の強い「カーボンコアガード構造」という。
カスタマイズ例(写真:カシオ計算機)
そのバンド、ベゼル、遊環にはそれぞれサービス開始時限定色を含めて19種類以上のバリエーションがある。たとえば「シングル遊環」を選択した場合、サービス開始時点の組み合わせ総数は約190万通りになるという。
さらに3つのループで構成される「トリプル遊環」を選択すれば、組み合わせ方は約6億5800万通りにもなる。ちなみに、あまりの選択肢の多さに迷うファンのためなのか、カシオ計算機のデザイナー推薦のカスタマイズデザインも用意されている。
写真:カシオ計算機