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2021.10.19

【10月第2週資金調達まとめ】法人間決済サービスのUPSIDERが38億円調達


REXEV


調達額:6億3000万円
調達先:ジャフコグループ / 三菱UFJキャピタル / 住友三井オートサービス / 北陸電力ビジネス・インベストメント / 芙蓉総合リース
備考:シリーズB

環境に優しいEVカーシェアリングサービス「eemo(イーモ)」を展開するスタートアップ。

「eemo」はガソリンを使わない電気自動車のカーシェアリングなため移動中にCO2を排出しないサスティナブルな移動手段である。

自動車の充電には地域内で発電された再生可能エネルギーを最大限利用する。

また、停車時にはエネルギーリソース、災害時には非常用電源として活用することができるのが特徴だ。

神奈川県小田原や箱根を中心に展開されている。

このほか、同社のe-モビリティによるEMS事業では複数のe-モビリティをバーチャルパワープラント(VPP)とすることにより、エネルギーマネジメントを行っている。

2021年10月には、ジャフコ グループ、芙蓉総合リース、住友三井オートサービス、三菱UFJキャピタル、北陸電力ビジネス・インベストメントなどを引受先とした、約6億3000万円の資金調達を発表した。

今回調達した資金は、電気設備や電力契約の最適化支援、非常時にEVを蓄電池や移動電源として活用するユースケース拡大などにあてられる。

ClipLine


調達額:6億円
調達先:Axiom Asia Private Capital / インキュベイトファンド
備考:シリーズE

動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス「ClipLine(クリップライン)」を提供するスタートアップ。

「ClipLine」は、動画とクラウドで多店舗展開ビジネスの生産性を改善するサービスだ。

OJTを1対1ではなく、対多人数へ拡張し、24時間いつでもどこでも新人がひとりでトレーニングできる環境を構築し、指導者の拘束時間を削減する。

吉野家などの外食企業での導入から始まり、介護事業のSOMPOケアホールディングス、小売業では中古車のガリバーなど、多様な業種・企業での導入を経て、現在は運輸・工場など店舗を持たない多拠点ビジネスでも活用されるようになっている。

2021年9月末時点で約15000店舗、40万人に利用されている。

2021年10月には、既存投資家であるインキュベイトファンドおよびシンガポールのベンチャーキャピタルAxiom Asia Private Capitalを引受先とする、総額6億円の第三者割当増資による資金調達を実施。

ユーティル


調達額:2億4000万円
調達先:日本ベンチャーキャピタル / コロプラネクスト / グリーベンチャーズ / 岡三キャピタルパートナーズ / サイバーエージェント・キャピタル / basepartners
備考:シリーズA

中堅・中小企業層向けのDX受発注プラットフォーム「Web幹事」などを運営するスタートアップ。

「Web幹事」はホームページ制作会社の一括見積・比較・発注支援B2Bサービス。

ホームページ制作の発注に悩むWEB担当者に特化したサービスとなっている。

ホームページ制作を発注する際の見積もり依頼のための要件定義から制作会社の選定まで一貫してサービスを提供し、WEB担当者の業務を大幅に軽減している。

また動画制作相談・依頼サイトの「動画幹事」も手がけている。

2021年10月には、日本ベンチャーキャピタルやコロプラネクスト、グリーベンチャーズ、岡三キャピタルパートナーズなど計6社を引受先とするシリーズAでの第三者割当増資を実施し、総額2億4000万円の資金調達に成功した。

この調達を通し、DX・デジタル化に悩む企業担当者の方へ良質なサービスを提供するため事業拡大を進めていく方針だ。

文=STARTUP DB

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