30U30

2021.10.22

「村上春樹作品の登場人物のよう」と形容された13歳、スケボー開心那

スケートボーダー 開 心那


──オフの時間は何をしている?

いまは『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ』(全米ベストセラーの冒険ファンタジーシリーズ)を、読んでいます。ものづくりも好きで、オリンピック直前の合宿中にジャパンチームコーチに教わったミサンガを作っています。

──他に本気で取り組みたいことは?

いまはない。やってみたいと思うものもあるけれど、まずはスケートボードで行けるところまで行きたいです。



──自分は「自由」だと思う?

スケートボードが自由だから、自分自身も自由だなと思っています。好きな格好をして滑れるし、デッキも自分の好きなものに乗れる。自分の好きなスタイルで滑れるのがスケートボードのいいところです。

──開心那にとって「成功」とは?

成長すること。大会で1番になれたらうれしいし、サポートしてくれているみんなが喜んでくれるのもうれしい。かっこいいスケートボーダーになって、自分のシグネチャーモデルを出せたときは成功かな。

──かっこいいスケートボーダーとは?

自分のスタイルを確立していて、唯一無二の人。例えば、女子ならリジー・アーマント選手、男子ならCJ・コリンズ選手。

──10年以内に実現したい目標は?

アメリカにパーク付きの家を建てる。好きなときに好きなだけ滑れる生活をしたいです。


ひらき・ここな◎2008年、北海道生まれ。21年、東京五輪スケートボード女子パーク銀メダル獲得。海外デビュー戦となった18年のVANS PARK SERIES ASIAでの優勝以降、世界を転戦。

https://forbesjapan.com/30under30/

文=中村大輔 写真=映美

この記事は 「Forbes JAPAN No.088 2021年12月号(2021/10/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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