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市場とジェネレーションYのお金に関する差し迫った問題に注目

フィンテック企業「Tala」創業者のシヴァニ・シロヤ(Getty Images)

アフリカやアジアの銀行口座を持たない人々向けに、小規模ローンを提供するフィンテック企業「タラ(Tala)」の創業者の女性起業家、シヴァニ・シロヤは、国連人口基金のマイクロファイナンス関連プロジェクトのメンバーとして、アフリカとアジアに2年半滞在した経歴を持つ。

シロヤは、サハラ以南の西アフリカで3500人の人々にお金の稼ぎ方や使い方についてのインタビューを行った後の2011年に、Talaを設立し、メキシコやフィリピン、ケニア、インドで、スマホのデータを利用して借り入れの履歴がほとんどない人々に融資を行う事業を開始した。

2020年に、Talaはメキシコでデビットカードの発行を開始したが、パンデミックによって、サービスを受けられない世界の顧客のために、より優れたデジタルインフラが必要になった。

「フィリピンではロックダウンがひどく、人々は物理的に現金を取りに行くことさえ難しくなった。その結果、必要なときにいつでも資金にアクセスできるデジタル口座の重要性が高まった」と、彼女はフォーブスの取材に語った。

今年5月にTalaはこの目標の実現に向けた一歩を踏み出し、Visaおよび暗号資産のスタートアップのCircleとの提携を発表した。この提携により、Talaの顧客はステーブルコインのやりとりや、保有が可能になった。そして10月14日、TalaはシリーズEで1億4500万ドル(約166億円)を調達し、口座サービスの拡大と暗号通貨関連の機能を拡大すると発表した。

Talaの累計調達額は3億5000万ドルとなり、評価額は8億ドルに達している。今回のラウンドは、フィンテック企業のアップスタート(Upstart)が主導し、オープンソースの暗号通貨プラットフォームであるステラ開発財団も参加した。また、既存の投資家であるIVPやRevolution Growth、Lowercase Capitalらもこのラウンドに参加した。

今回の調達の一環として、アップスタートの共同創業者であるポール・グーと、ステラ開発財団のCEOのデネル・ディクソンがTalaの取締役会に参加した。

編集=上田裕資

起業家

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