Close RECOMMEND

国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

バージョンアップした、メルセデス・ベンツ C-Class

Cクラスはメルセデスベンツの最も売れている車種で、1982年に登場した「190クラス」からの累計で、なんと1000万台以上が販売されてきたる。しかし、新しくなったばかりのBMWやアウディなどのライバルに比べると、先代Cクラスは少し老けてきた。そこで、競争が非常に激しいこの小型セダン・ワゴンのセグメントで勝負ができるように、新型CクラスにはSクラスっぽいルックスを採用して一新。と同時に、Sクラス譲りの最新技術を多数採用している。

2022年には、Cクラスのプラグインハイブリッド仕様、4WD仕様、ディーゼル仕様が新ラインアップに加わる予定だけど、僕は今回、7月に販売開始になった最も人気の「C200アバンギャルド」のセダンに乗ってみた。専門誌やオンラインでは、何回か同車の写真は見ていたものの、実際肉眼で初めてその姿を眺めて、驚いた。兄さん版のSクラスからどれだけ血を分けているかが注目の的になっている。デザイン的にも、技術的にも。

cクラスの写真

新Cクラスは、Sクラスにも採用された「MRA-II」というアーキテクチャーを使用しているし、プラットフォームから全て新しい。セダンは先代よりも65mm長いけど、全幅や全高はほとんど変わらない。誰が見ても、その新しいシルエットは、確かにSクラスに似た部分が多いと感じるに違いない。全体的な外観フォルムがSクラスを思わせる形になっているし、内装もSクラスをモチーフにしている。

どれもデザイン性が良く、そのプロポーションは格好いいし、AMGオプションの「3ポインテッド・スター」のロゴがモチーフになっているグリル内のデザインはハイライトかもしれない。だけど、なぜかエキゾーストパイプやリアデフューザーは、フェイクになっていて、フロントバンパーの開口部も塞いでいる。まあ、こんな「ズル」をしているのは、メルセデスだけではないけどね。

内装も思いっ切りSクラス譲りの雰囲気を出している。ライバルのBMW3シリーズとアウディA4より高級感を感じるし、より若々しくて、よりスポーティだ。ドライバーの目の前の12.3インチのフルデジタル式ディスプレーはSクラスから影響を受けているだけではなく、そのグラフィックスがとても綺麗で読みやすい。

運転席の写真
ディスプレイがとても綺麗
スクリーンサイズの大きさは見やすいうえ、驚くほど高解像度に変更。一瞬で情報が頭に入ってくる。

文=ピーターライオン

メルセデス・ベンツ
この著者の記事一覧へ

PICK UP

あなたにおすすめ