米国の10代の87%がiPhoneを所有、1万人の調査結果で判明

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米国の投資会社パイパー・サンドラー(Piper Sandler)が、1万人のアメリカの10代を対象に行った調査によると、回答者の87%がiPhoneを所有しており、88%が次の携帯電話を購入する際にiPhoneを選ぶと回答した。

この調査は8月17日から9月16日にかけて、米国の44州で実施され、回答者の平均年齢は15.8歳だった。パイパー・サンドラーは年に2回「Taking Stock With Teens」と呼ばれる調査を実施しており、今回の調査で10代の若者は、1日平均で約4.2時間ソーシャルメディアを利用していると回答した。

回答者の35%が、スナップチャットをお気に入りのアプリに挙げ、TikTok(30%)とインスラグラム(22%)がそれに続いていた。また、フェイスブックとツイッターを挙げた10代は、それぞれ全体のわずか2%だった。

Eコマースのブームが続く中で、若者のソーシャルメディアの利用動向を知ることは、小売業者にとって極めて重要だ。Interactive Advertising Bureauの最新レポートによると、パンデミックの打撃にもかかわらず、ソーシャルメディアへの広告費は急増し、2020年には前年比12%以上増の415億ドル(約4.7兆円)に達していた。

パイパー・サンドラーによると、10代の28%が少なくとも一つのアイテムをソーシャルメディアから直接購入したことがあると回答した。また、全体の52%がアマゾンをお気に入りのEコマースサイトに挙げたが、アマゾンの人気は前回の調査から4ポイント低下していた。

そして、アマゾンに代わり4ポイント支持を高めたのが、中国のファッション系アプリの「SHEIN(シーイン)」で、9%がお気に入りに挙げていた。また、10代の若者の9%が暗号通貨を取引したことがあると答え、そのうち78%が男性だった。

さらに、ティーンエイジャーのお気に入りの有名人は、ネットフリックスのコメディ映画「マーダー・ミステリー」などで知られる現在55歳のアダム・サンドラーであることも分かった。

編集=上田裕資

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