以下では、刺激的で充実感の得られるキャリアを構築していくための心構えを7つ紹介しよう。
1.好奇心を持つ
好奇心を持つとオープンになる。新しいアイデアや経験、可能性を受け入れよう。人との出会いや、新たな学びを歓迎しよう。心を開き、古い考えや窮屈な信念などは捨てて、最高の自分を目指すための余裕を持とう。そうしたオープンさや好奇心あふれる姿勢こそ、キャリアの成長を後押ししてくれる。
2.人間関係を大切にする
ビジネスの柱は人間関係だ。職務や肩書を問わず、成功するためには他人と関わり合う必要がある。その相手は、上司や同僚、顧客、パートナーなどさまざまだ。仕事のやりとりを通じて、人間関係を構築し、信頼や結びつきを育むことに力を入れよう。
また、コーチやメンター、信頼できるアドバイザーの協力を仰ぐことも忘れてはいけない。自分が目指す仕事をしている人や、そこに至るまでの過程をすでに経てきた先輩は、自分がこれから歩むキャリアの道のりに関わる有意義な助言を提供してくれるはずだ。
3.積極的に失敗する
失敗と成功は、互いに矛盾するものではない。その2つはつながっている。リーダーたる人間は、失敗を糧にし、負けるものかと耐え忍ぶ姿勢を忘れない。見方を変えて、失敗は成功に必要な要素だと解釈しよう。そうすれば、思考が軌道修正され、失敗は不可欠なものだと前向きにとらえられるようになる。
また、間違いは、学びのための機会だと考えよう。肝心なのは、失敗を受け入れる姿勢だ。「失敗」が過ちになるのは、失敗から学べなかったときである。
4.「直線的」に考えない
大きな仕事を成し遂げる道のりは1本しかない、という考えは捨てたほうがいい。思い描いていた道から脇にそれ、自ら仕事の役に立ちそうな教育を受け、スキルを磨き、経験を積もう。それにより、キャリアの道のりは充実し、経歴の幅は広がり、他人と差別化を図りやすくなる。