アデルが6年ぶりのアルバム発売へ、自身の離婚もテーマに

アデル(Getty Images)

英国のシンガーのアデルは10月13日、6年ぶりのアルバムを11月にリリースすると発表した。アルバムタイトルは、これまでのパターンを踏襲し、曲を書いた当時の年齢の「30」になるという。

グラミー賞を15回受賞しているアデルは、ツイッターでこのニュースを発表し、彼女の横顔を写したアルバムのジャケットに添えて、この作品への個人的思いを語った。

アデルは、Vogueのインタビューで、息子をもうけた元夫の実業家のサイモン・コネッキーとの2019年の離婚について、「私の側」の声を届けたいという思いから、アルバムで取り上げると述べていた。彼女は投稿の中で、「全くの混乱と心の動揺の迷路」に投げ込まれ、「人生で最も激動の時期だった」というアルバムの制作過程を振り返った。

現在33歳のアデルは、3年前にこのアルバムの楽曲を書き始め、それらの曲が心を安らかにしてくれる友人のような存在になったと語っている。

「私は自分自身について多くの真実を学び、これまでの人生で最も平和な気持ちでいる。そして今、ようやくこのアルバムを出す準備が整った」とアデルは述べている。このアルバムは11月19日に発売される。

「30」は、今年最も期待されているアルバムのひとつだ。前回のスタジオアルバムの「25」は、発売後1週間で338万枚を売り上げ、米国史上最速で売れたアルバムとなり、リードシングルの「Hello」も記録を更新し、チャートの1位を獲得していた。

アデルは今月初め、シングル「Easy on Me」を10月15日にリリースすると発表し、6年ぶりのアルバムのリリースを予告していた。彼女は自身のSNSのアカウントで、ピアノバラードと思われるこの曲のイントロ部分のクリップを公開している。

編集=上田裕資

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