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フォーブス ジャパン ウェブ編集部 エディター


ジェスチャーも「ミーム」化の時代?


言葉が、いわば呼吸するコミュニケーションツールであり、各種『死語辞典』なども刊行されるように、ジェスチャーもまた時代を映しながらうつろい、意味を着替える生き物である。

それどころか、ネットがいわば「無名の大衆に力を与え得る」現代、これまで馴染みの言葉であったものが、ネットを通じてある瞬間から爆発的に別の意味で拡散されるインターネット・ミームとなることがある。

たとえば柴犬を意味する「ドージ」という言葉。ある日本人が、米国で人気のソーシャルネットワーク・プラットフォームにこの言葉を添えて犬の写真を投稿したことがきっかけで「ドージ」はミームとなり、果ては時価総額でゼネラル・モーターズ(GM)を上回る注目の暗号通貨、「ドージコイン」のイメージともなった。


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今後も、もしかするとネット上のちょっとしたいたずらから、親指を立てる「グッジョブ」のジェスチャー、あるいは「ピースサイン」すらもが、「差別的」「侮辱のボディランゲージ」などの意味を背負ったインターネット・ミームとなる日が来るかもしれない──。

「OKサイン」がADLの「ヘイトシンボルリスト」に追加された際、実は米国のアンチ・ヘイトグループは、「とはいえOKサインの大多数の使用は、承認の意味や誰かに大丈夫であると示すものである」、との見解を表明してはいる。

とはいえ、米国を旅行する際、レストランで「料理の味は?」と聞かれたときに、何気なく「OK」と指で示すのは控えたほうが得策かもしれない。

文=石井節子

ドナルド・トランプ

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