マネー

2021.10.12

【10月第1週資金調達まとめ】ソフトウェアテスト自動化プラットフォームのオーティファイが約11億円調達

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Housmart


調達額:7億円
調達先:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / サファイア・キャピタル

売買不動産仲介営業に特化した、自動物件提案システム「プロポクラウド」を提供するスタートアップ。

「プロポクラウド」は顧客の希望条件に沿った中古マンションをメールで自動提案する不動産仲介会社向けSaaSサービスだ。

営業担当者に代わって中古マンション情報や、マンション売却に関するコンテンツを自動でメール送信する。

同サービスは2020年5月時点で、導入店舗数は100店舗以上に達している。

同社は中古マンションの専門会社として、高い専門性とノウハウを持っていることが同社の強みである。

他にも、AIを活用した中古マンション売買サービス「カウル」や、不動産の情報プラットフォーム「マンションジャーナル」なども運営している。

2021年10月にはJICベンチャー・グロース・インベストメンツ、サファイア・キャピタルを引受先とした第三者割当増資により、計7億円の資⾦調達契約を締結。これにより、現在までの累計資⾦調達額は約14億円となった。

今回調達した資⾦は、事業拡⼤・開発スピードを加速させるための⼈材採⽤および導⼊店舗のカスタマーサクセス強化、不動産データベースの拡充、内部体制の強化などに投資していく予定だ。

サウンドファン


調達額:6億1000万円
調達先:Spotlight1号 / ケイエスピー / 日本テレビ放送網

耳の遠い方に聞こえやすい音に変換する「ミライスピーカー®」の製造・販売を行っているスタートアップ。

「ミライスピーカー®」は、高齢者の方は通常のスピーカーより蓄音機の方が聴こえやすいという話をヒントに生まれた製品。

従来のスピーカーは一点の音源から発せられるため距離が離れるほど音が弱くなってしまうが、同製品は曲面サウンドと呼ばれる曲面の振動板全体から発せられる技術を駆使することで遠くまでハッキリとクリアな音を伝えることを可能にしている。

また難聴の方に限らず、銀行、航空会社、証券会社をはじめとした企業、公共施設への導入も進んでおり様々なシーンで音のバリアフリーを実現している。

2021年10月には、日本テレビ放送網、Spotlight、ケイエスピーを引受先とした総額6億1000万円の第三者割当増資を実施。

今回調達した資金は、「ミライスピーカー®」の販売強化や新製品の研究・開発・製造に充てるとしている。

GOOD VIBES ONLY


調達額:5億5000万円

調達先:丸井グループ / SMBCベンチャーキャピタル/ 豊島/ Sun Asterisk / セレス / スタイレム瀧定大阪
備考:豊島は、運営するCVCを通じて出資 / その他、融資を含む

アパレルブランド「STELLA VIANA」などの運営の他、アパレル業界のDX推進事業を手がけるスタートアップ。

「STELLA VIANA」は又来綾氏がディレクターを努めるアパレルブランド。その他にも、インフルエンサーがディレクターを務めるブランドを多数展開している。同社はCGとAI技術を活用することで、アパレル業界の従来の生産方式から30日以上のリードタイムの短縮や、不要なサンプル生産を一切行わないサスティナブルな商品開発など、既存のアパレル業界が直面する様々な課題を解決している。その他、自社のアパレルD2Cブランドを6ブランド展開しており、蓄積されたナレッジによって受注予測システムなども開発中。また元アパレルショップ店員が提供するオンライン接客サービスなど、様々なアパレルDX事業を手掛けている。

2021年10月には丸井グループ、SMBCベンチャーキャピタル、豊島など計6社を引受先とする第三者割当増資と融資により、5億5000万円の資金調達を実施。今後、アパレル業界が抱える在庫課題を解決し、Fashion Opinion Leader(FOL)が自身のコレクションブランドを世界へ発信できる環境構築を目指していく。

文=STARTUP DB

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