2020年秋に発売されたApple Watch Series 6と廉価版のApple Watch SEは、新型コロナウィルス感染症によるパンデミックが続く中で、ステイ・アット・ホーム生活下の健康管理に役立つウェアラブルデバイスとして共によく売れたようだ。筆者のまわりでも昨年から多くの友人・知人がApple Watchデビューを果たしている。
さらに年初1月に実施されたソフトウェアアップデート以後、日本国内でもようやく「心電図」と「不規則な心拍の通知」の機能が使えるようになったことも人気に拍車を掛けた。新しいApple Watch Series 7には、これまでよりも多く関心の目が向けられていると思う。
大きくなったディスプレイのメリットは?
最新機種のSeries 7はディスプレイの占有領域がSeries 6よりも約20%、Series 3との比較では約50%以上広くなった。筆者が所有するSeries 6/Series 2と並べた写真を見比べてほしい。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/43781/images/editor/7766bdd5ce99f79468474108069e08c6.jpg?w=1000)
右から順にSeries 7、Series 6、Series 2。並べて比較するとディスプレイ周囲のベゼルが目立たなくなったことがよくわかる
手首に装着してディスプレイに視線を落としてみると、画面が大きく、見やすくなった実感がゆっくりとわいてくる。メールやマップ、Suicaの残額表示や連絡先リストの文字などが見やすい。パスコードや計算機の数字が大きく表示されるのでタップ入力が速く正確にできる。この頃また視力が衰えてきた筆者には有り難く感じられる。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/43781/images/editor/0b969c8911881538ca07552ce61c7d66.jpg?w=1000)
マップアプリが見やすくなった。単体でモバイルデータ通信ができるセルラーモデルでは特に使う機会が増えそう。
ケースのサイズはSeries 6より1ミリ大きくなっているが、バンドは新旧シリーズどうしのサイズ互換を確保した。カラーバリエーションはApple Watch初の深い「グリーン」、ダークブルーを下地に敷いたブラック系の「ミッドナイト」を含む5色展開になる。
ケースが大きい方のGPS+セルラーモデルどうしでバンドを除く本体の質量を比べるすると、金属の素材によっても異なるが2.3gから4.4gほどSeries 7の方が重くなっている。筆者はさほど気にならなかったが、人によっては変化に気付くかもしれない。