優秀なリーダー、ネガティブなフィードバックからどう学ぶ?

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しかし、このフィードバックを受け入れそこから学ぶことができたらどうだろう? フィードバックを生かし、改善することができたらどうだろうか? 私は講演をしたその日、自分が「オフになっていた」ことに気づいた。私は、聞き手とつながっていなかったのだ。

私は自分自身を守っていて、聴衆の中の誰かがその距離を感じたのだ。私にはこれは筋が通ったことに思えた。私はこうして、つながりを深めて自分らしく振る舞い、自分の本当の姿を共有して相手に見せることに取り組むことができた。

人はフィードバックの中で、昔の傷を刺激するような重みのある言葉を使うことがある。過去の記憶により重みや速度が増すこともあるが、生産的かつ効果的なフィードバックへの対処が阻まれる可能性もある。

ここでのコツは、闘う・逃げる・固まるなどストレスを基盤とした反応ではなく、成長を続け、意見や自由、力を持ち続けられるようなフィードバックの受け止め方を見つけることだ。

フィードバックに心を開く方法


まずは、あなたが間違っている、親切ではない、混乱している、気遣いがないなどと人に言われたら、そのフィードバックを感じること。反応する前に腰を下ろしてそれを感じよう。あるいはフィードバックを求めることさえできる。「それは本当だろうか? この人が正しい可能性はあるだろうか」と自問し、その答えを待つこと。

また、自分や自分のリーダーとしての振る舞いについての最悪のフィードバックを考えよう。マイクロマネジャーや整理できないこと、間違っている、意固地、頑固、冷酷、退屈、良くないリーダーなどだ。

それから、それが本当かもしれない3つの理由を探そう。しっかりと考えること。次に、逆にそれが正しくない理由を3つ挙げる。ここで必要なのはバランスだ。

他の人があなたについて述べる可能性があることは全て真実かもしれない。この点を知ることで、自己弁護的な態度を抑えられるはずだ。

開放的な態度を維持すれば、成長できるような方法で難しいフィードバックを受け止めることができる。他者からのフィードバックを受ける意思を持てば、リーダーシップを大きく改善できる。

翻訳・編集=出田静

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