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謙虚なリーダーは、自信や才能を持っているにもかかわらず職場の静かな少数派だ。

多くのリーダーは、謙虚な人は他者の言いなりになる人だとと考えているため、なかなか謙虚になれない。自分は謙虚だと主張する大半のリーダーが、傲慢(ごうまん)さや自尊心を強さだと考えて、こうした態度で指導してしまう理由もここにある。

最も気をつけるべきなのは、謙虚なふりをしているが実は自尊心が強いリーダーだ。こうした人は自分の謙虚さについて常に自慢していて、簡単に見分けられる。こうしたリーダーには、共感や思いやり、人間性が明らかに欠けている。

米マーケティング代理店キングダム・ソーシャル・メディア(Kingdom Social Media)でコーチ、教授、講演者を務めるデービッド・サイモンズは、「建前だけ謙虚なリーダーの下で働けば、そのリーダーは人を操るのが得意でチームプレーヤーではないと気づく場合が多い」と述べた。

ここでは、本当に謙虚なリーダーが持つ3つの強力な特徴を挙げる。

1. 全員が評価される包摂的な文化を作る


本当に謙虚なリーダーは、それぞれの人が組織にもたらす価値を理解している。謙虚なリーダーは自分の支配力を強調するのではなく、各チームメンバーが自分の姿や声、価値を認識され尊重されていると感じるようなインクルーシブ(包摂的)な環境を作る努力をする。

謙虚なリーダーは、許容範囲となる口調や行動基準を設定するのが自分だと知っている。そのため、こうしたリーダーは従業員を鼓舞するロールモデルとなり、前向きな行動を示して、全員が安心し歓迎されていると感じられる環境を作ることを主な目標としている。

消費者に情報を提供する企業クエリスプラウト(QuerySprout)の経営者であるマーケス・トーマスは、「謙虚なリーダーは、自分のことを地位が高くて権力がある存在ではなく、部下の横に並ぶ労働者と考える人だ」と述べた。

「こうしたリーダーは批判を聞き、従業員の懸念を心に留め、人からの提案や意見に大いに敬意を払う。リーダーが謙虚な場合はチームも同様に振る舞い、コミュニケーションをきちんと取るよう促される」(トーマス)

逆に、謙虚なふりをしたリーダーはストレスの増加や従業員の自尊心の低下、有害な職場環境を招き、職場での燃え尽き症候群を増やしてしまう。

翻訳・編集=出田静

リーダーシップ

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