印象に残るプレゼンをするためすべきこと

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「事前に何を言うかを伝え、それを実際に伝え、何を伝えたかを説明すること」という昔ながらのプレゼンのルールを聞いたことはあるだろう。これは間違いないアドバイスだが、聞き手の中のせっかちな人に合わせ、さらなる対応が可能だ。

プレゼン全体を計画したら、もう一度見直し、プレゼンの要旨を1文にまとめること。2文でも3文でも4文でもなく1文だ。ビジネスにおけるプレゼンはほぼ全て、人に何かを教えるものか何かを頼むものだということを覚えておこう。あなたは購入や承認、採用、解雇などの頼みごとをしたいのかもしれないし、新たな技術や競合企業、業界の規制などについて相手に教授しているのかもしれない。

しかし、要旨が具体的にどのようなものであれ、あなたのプレゼンには非常に明確な目的があるはずだ。その目的を1文で説明できれば、あなたは2つの重要な作業を達成している。1つは、プレゼンが聞き手の心にはるかに残りやすくなることだ。

聞き手がプレゼンの初めに少しでも不満を持てば、あなたは聞き手の関心を取り戻すのに非常に苦労するだろう。相手はあなたの伝えることに同意しないかもしれないが、プレゼンの趣旨が分からなかったことでいら立つ人はいないようにしたいはずだ。

目的を1文で定義することによるもう一つの重要なメリットは、プレゼンを行う人がメッセージに磨きをかけるよう強いられることだ。プレゼンを通して言及するポイントは数十個あるかもしれないが、こうしたポイントは全て一つのより大きな目的のためにある。

あなたが言及する全てのポイントを聞き手が記憶するとは考えにくい。しかし、聞き手があなたの全体的な趣旨についてはっきり理解している限り、あなたのメッセージは聞き手が聞く大半のプレゼンと比べてはるかに記憶に残るものとなるだろう。

翻訳・編集=出田静

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