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革新的なAIを提供するスタートアップ


建設業界でAIを活用して関心を集めているスタートアップが、オープンスペース(OpenSpace)だ。同社が開発したヘルメット用全方位(360度)カメラを使えば、現場でシームレスにデータ収集ができる。その後、収集した映像を同社のプラットフォームで処理し、プロジェクトのデジタルツインを作成すれば、トラッキングや協働がやりやすくなる。

「オープンスペースは2020年に、ClearSightという新製品も発表した。AIを使って骨組みやドライウォール、塗料などの画像を重ね合わせ、マシンビジョンを用いて作業の進捗状況を効率よく追跡できるようになる製品だ」。メンロー・ベンチャーズのマネージングパートナー、ショーン・キャロラン(Shawn Carolan)はそう話す。

メジャー・スクエア(Measure Square)も、建設業界でAI活用に成功したスタートアップだ。同社は、測定の予測技術でトップに立っている。同社プラットフォームが管理する平面図は、月に4万から5万件に上る。同社AIシステムはこれらのデータに基づいて、紙の平面図を分析し、それをインタラクティブなものにできる。

メジャー・スクエアの最高経営責任者(CEO)で創業者のスティーブン・ウォン(Steven Wang)は、「この作業に重要なステップは2つある」と説明する。「まずは、平面図からのテイクオフ・データを用いて、壁や出入り口などを検出する。次に、高性能コンピュータービジョンモデルを用いて、結果の品質を向上させる」

今後の見通し


先述したとおり、建設業界でのAI活用はまだ始まったばかりだ。しかし、AIと革新的なデータ収集法が進歩していることを思えば、デジタルトランスフォーメーションの見通しは明るい。

アスペンテック(AspenTech)のエンジニアリング・調達・建築担当マネージングディレクター、ポール・ドネリー(Paul Donnelly)は、「単発の特注プロジェクトに取り組むときには、AIを使うことで、きわめて現実的な技術的障害を軽減させたり排除したりしやすくなる」と話す。

「AIは、過去のプロジェクトや業界標準から得られたデータを整理・活用することにより、新しいプロジェクトごとに技術的なセットアップを合理化できる。これにより、各プロジェクトごとに人間が手動でセットアップする場合と比べて、建設作業により新しい技術を活用することが可能になる」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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