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Photo by Andrew Burton/Getty Images

ツイッターは、約8年前に買収したモバイル広告ネットワークを、当時の約3倍の価格で売却しようとしている。

ツイッターは、広告ネットワークのMoPubをモバイルゲームのマーケティング会社のAppLovinに10億5000万ドル(約1170億円)で売却する予定だ。同社は、モバイル広告事業の構築に向け、2013年に3億5000万ドルでMoPubを買収していた。それ以来、MoPubはツイッターの収益源として成長を遂げ、2020年には約1億8800万ドルを生み出していた。

ツイッターのジャック・ドーシーCEOは10月6日の声明で、「MoPubを売却することで、当社の収益ロードマップへの注力と自信を高め、長期的な成長を実現するコアプロダクトへの投資を加速する」と述べた。

MoPubは、ツイッターの自動化された広告エクスチェンジ事業の中核を担っており、4万5000のアプリと130の広告プラットフォームと連携している。MoPubの広告マーケットプレイスは、毎月1兆件以上のアプリ広告リクエストに対応し、14億台以上のデバイスにリーチしている。

ツイッターは7月に株主に送付した書簡で、2021年第2四半期のデータライセンス及びその他の収益が13%増の1億3700万ドルに達し、「主にMoPubに牽引された」と述べていた。

2010年に設立されたMoPubは、ツイッターが買収する前の2012年までのシードラウンドと、シリーズAとBで1850万ドルを調達していた。ツイッターは、サードパーティのアプリから広告を販売する機能を構築するためにMoPubを買収していた。

AppLovinは、MoPubに関するコメントを控えているが、投資家向けの資料で、今回の買収により、アプリ内広告の入札価格やデータの透明性を高め、広告収入を増加させ、広告主が新たな視聴者にリーチできるようになると説明している。

AppLovinのCEOであるAdam Foroughiは、声明で次のように述べている。「当社は過去10年間にわたり、MAXやAppDiscoveryなど、モバイルアプリ開発者のビジネス成長を支援するツールを構築してきた。MoPubがAppLovinのプラットフォームに加わることで、より広範なモバイルアプリのエコシステムの成長を促進できる」

今回の買収は、規制当局の承認を経て、2022年に完了する予定とされている。

編集=上田裕資

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