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2. 向かうべき方向性を理解する


人生では、いつの間にかこの場所に流れ着いたということも起きる。何をしたいか分からないまま選んだ専攻が30年のキャリアにつながることもある。だがパーマーは、キャリアパスも自分との交渉で考えるべきだと考えている。「あなたのキャリアパスを交渉してくれる人は、あなたの他に誰もいない」(パーマー)

多くの人はこれに圧倒され、少し恐れ入ってしまうかもしれない。はたから見れば成功したキャリアを歩んできた人であれば、なおさらだ。しかしパーマーは、大きく成功したキャリアを歩んでいても、充実感を持てないことはよくあると指摘している。

「多くのキャリアパスには問題がなく、素晴らしいキャリアもある。だが、自分のキャリアが10点中7点だと感じている場合、それは良い状態ではあるものの、自分としては9点や10点を強く求めていることもある」

その場合、リスクが低い方法で新しいものを試せば、解決することが多い。パーマーはこれを、ガードレールをつくることに例えている。新分野に飛び込む前に、ひとまず兼業やパートタイムで様子を見たほうがよいかもしれない。

3. 最初から最後まで応援してくれる人を見つける


パーマーは、大きな船を方向転換させるには長い時間と多大な努力が必要である場合もあると強調している。最初から最後まで、全てのステップであなたを支援してくれる人がいることが重要だ。

方向性を定めることで、長期的にはより大きな成功につながることが多いが、その成功は金銭的に測れるものではなく、達成までには時間がかかるかもしれない。そこに達するまで支援してくれる人々がいるようにすることが、非常に重要だ。

パーマーは「小さなステップから始めること」を強く勧めている。「自分や周囲の人にとって無理のないよう、自分が行きたい方向に自分自身の背中をそっと押すようにすること」

パーマーは、ある企業役員の例を紹介した。彼女は非常に高い地位にいたが、本当にしたかった仕事は、はるかに給与が低い教育分野でのものだった。彼女にとっての成功は給料の額で決まるものではなかったものの、家族にとっては大きな調整が必要となり、家族の支援が必要だった。

自分の価値に見合った給料を得ること


パーマーが取るアプローチは、女性たちに力を与え、キャリアを飛躍させることで自分の価値に見合った報酬を得られるようにすることだ。たとえそれが、根本的な方向転換を含むものだったとしてもだ。賃金の男女格差解消は、女性だけの力で実現できることではなく、企業や雇用主が変わらなければならない。しかし、女性が自分の情熱を追求することで潜在能力を発揮する力を得られれば、誰の損にもならず、多くの人が利益を得られる。

編集=遠藤宗生

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