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米国では、30年前に比べてシングルアダルト(パートナーと一緒に暮らしていない未婚者)の数が増加しており、同年代のパートナーのいる人に比べて全体的に収入が少ないことが、新たなレポートで明らかになった。

10月5日に開示されたピュー・リサーチ・センターのデータによると、2019年の25歳から54歳までの全成人のうち、パートナーのいない人の割合は38%で、1990年の29%から増加していた。このデータは米国の国勢調査データをベースにしたものという。

さらに、パートナーがいない人の年収は、パートナーがいる人に比べて低く、男性の場合は中央値ベースで約2万1400ドル(約239万円)、女性の収入は約8000ドルの開きがあった。また、平均すると、パートナーのいる人の方が独身の人よりも、学士号を取得していたり、雇用されている確率が高いことも判明した。

パートナーがいる成人といない成人の間の格差は、1990年以降、特に男性の収入と教育レベルにおいて拡大している。

パートナーのいる女性の特徴は、1990年の調査から大きく変化し、現在は独身女性と同じくらい働いていることや、「自立して生活するための資質」を欠く人の割合が大きく減少したことも分かった。

この調査では、未婚者とパートナーを持つ男性の間の大きなギャップを説明するいくつかの要因が示唆されており、その中には、高い学歴を持っていたり、収入が多い男性のほうが、「より望ましい」パートナーと見られる傾向があることが含まれている。

2019年に一度も結婚したことがない成人の割合は33%で、1990年の17%から増加していた。

親と一緒に暮らしているのは若年層だけではないことも示された。2019年には、40歳から54歳の未婚男性の20%が、少なくとも片方の親と暮らしていた。

アメリカ人の結婚についての考え方やライフスタイルは、過去30年間で大きく変化している。25歳から54歳までの成人のうち、結婚している人の割合は、1990年に67%だったが、2019年には53%に減少した。一方、同棲している人の割合は1990年の4%から2019年には9%と、同期間に2倍以上に増加した。

昨年のギャラップの調査によると、子供を持つカップルにとって結婚が「非常に重要」と回答したのは、成人のわずか29%だった。

編集=上田裕資

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