最新の番付では、自力で財を成した「セルフメイド」の女性富豪は、前年より1人少ない10人だった。このカテゴリーで保有資産が最も多かった女性は、屋根ふきや建物の外壁の設置などを手掛けるABCサプライの共同創業者、ダイアン・ヘンドリックス。保有資産は約11億ドルで、同社の売り上げが好調なことにより、前年から約30億ドル増加した。
また、ウィンフリーが圏外となった最新の番付では、名前を連ねた女性はITプロバイダーのSHIインターナショナル創業者、タイ・リー以外はすべて白人だった。
「米国で最も裕福な女性」トップ10
2021年米長者番付「フォーブス400」に入った女性富豪の保有資産ランキングの上位10人は、以下のとおり(かっこ内はそれぞれの富の源泉、資産は9月3日の株価から算出)。
1位 アリス・ウォルトン(ウォルマート)/679億ドル
2位 マッケンジー・スコット(アマゾン・ドット・コム)/585億ドル
3位 ジュリア・コークとその家族 (コーク・インダストリーズ) /510億ドル
4位 ジャクリーン・マーズ(キャンディ、ペットフード事業)/ 318億ドル
5位 ミリアム・アデルソン(カジノ事業)/304億ドル
6位 アビゲイル・ジョンソン(資産運用業)/252億ドル
7位 ローレン・パウエル・ジョブズ (アップル、ディズニー)/221億ドル
8位 ダイアン・ヘンドリックス(屋根工事業)/110億ドル
9位 ブレア・パリー・オケデン(メディア、自動車関連事業)/97億ドル
10位 アン・ウォルトン・クロエンケ(ウォルマート)/93億ドル