それに対抗すべく、トヨタがダイハツを通じて、オフロードベースのコンパクトSUV「ラガー」を発売するのではないかと言われている。
ダイハツ ラガーといえば──
ダイハツ ラガー
ラガーといえばかつてダイハツが販売していた「ロッキー」の兄弟車と同じ車名。ロッキーには、2019年に同名の新型車が発売されている。
また、話がややこしくなりそうだが、ラガーの先代モデルの名前は「タフト」。こちらもロッキー同様、2020年6月に同名の新型車が登場した。
現在の自動車業界は引き続きSUVブームが続くと見られていることからも、この流れを受けて「ラガー」の車名が復活するというのは考えられない話ではない。
新型ラガーの予想スペック
ダイハツが2021年のオートサロンで公開したコンセプトカー「タフト クロスフィールドver.」
ダイハツ 新型ラガーは、冒頭でも述べたようにオフロードベースのSUV、いわゆるクロスカントリー車に近いコンセプトで開発されると予想される。
基本的な構造はロッキーと同じで、DNGAプラットフォームやダイナミックトルクコントロール4WDを採用すると見ている。
外観はスズキ ジムニーと同じく、コンパクトかつ剛健になる可能性がある。イメージとしては、ヴァーチャルオートサロン2021で公開されたコンセプトカー「タフト クロスフィールドver.」に近いものになると考えられている。
正式なコンセプトカーは今年の東京モーターショーか
ダイハツ ロッキーのベースとなったA-SUV(2019年)
これまでもダイハツが発表したコンセプトカーは新型車として発売されるケースが多く、2017年発表の「DN-TREK」はロッキー、2019年発表の「WAKUWAKU」はタフトとして市販化されている。
ダイハツ タフトのベースとなったWAKUWAKU(2019年)
このどちらも東京モーターショーで発表されていることから、もしかすると正式なコンセプトカーは今年開催の東京モーターショー2021で発表されるのかもしれない。
新型ラガーが発表されるとしたら、ロッキーとタフトの発売スパンからみれば、遅くても2022年内になると思われる。
(本記事はMOBYからの転載である。)