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取引所ジェミニの共同創業者のキャメロンとタイラー・ウィンクルボス兄弟(Photo by Taylor Hill/Getty Images)

フォーブスは10月5日、今年で40回目となる米国の長者番付「フォーブス400」の最新版を公開した。本年度は、暗号通貨分野で資産を築いた7人のビリオネアがランクインを果たしており、そのうち6人が初登場のメンバーだ。

これらの7人の富豪の資産の合計は551億ドルに及ぶが、その半分近くの225億ドル(約2.5兆円)を保有するのが、取引所FTXの創業者でCEOのサム・バンクマン・フリードだ。現在29歳の彼は、同社を創業から2年で、1日の取引量が138億ドルに及ぶビジネスに拡大させた。

2014年にマサチューセッツ工科大学を卒業したバンクマン・フリードは、クオンツ投資大手のジェーン・ストリート・キャピタルでトレーダーとして活躍し、2017年にトレーディング会社のアラメダリサーチ(Alameda Research)を設立。2019年にFTXを創業した。

FTXは7月のシリーズBラウンドで、評価額180億ドルで9億ドルを調達していた。

その他の新人としては、4月の上場初日に時価総額860億ドルを記録した取引所コインベースのCEOを務めるブライアン・アームストロングや、取引所ジェミニの共同創業者のキャメロンとタイラー・ウィンクルボス兄弟、コインベースの共同創業者のフレッド・エアサム、リップルの共同創業者のジェド・マケーレブらが挙げられる。

また、昨年は保有資産27億ドルでランクインを果たしたリップルの共同創業者のクリス・ラーセンは今年、60億ドルに資産を増やしている。

暗号通貨のビリオネアが増加した背景には、機関投資家の参入が相次いだことで暗号通貨の価格が大きく上昇したことが挙げられる。昨年のフォーブス400が発表された2020年9月以降、ビットコインの価格は約1万ドルから約5万ドルに急騰し、イーサも1000%近い上昇となり、暗号通貨の時価総額の合計は初めて1兆ドルを突破。5月のピーク時には2.4兆ドルを記録していた。

しかし、これはまだ始まりに過ぎないかもしれない。リップルやクラーケン、Circle、BlockFi、eToroなど、この分野の多くの新興企業が上場を計画したり、示唆したりしている。さらに、6月にアンドリーセン・ホロウィッツが22億ドルのクリプトファンドを設立するなど、大手ベンチャーキャピタルも、この分野の企業の価値を空前のレベルに押し上げようとしている。

ビットコインの価格は今年に入り2万9000ドルから6万4000ドルの間で変動したように、ボラティリティは極めて激しいが、この急成長する経済が、猛烈なスピードでビリオネアを生み出していることは確かだ。

下記に今年のフォーブス400にランクインした、暗号通貨分野の富豪6人を掲載する。

サム・バンクマン・フリード(FTX創業者兼CEO)
保有資産:225億ドル

ブライアン・アームストロング(コインベースCEO)
保有資産:115億ドル

クリス・ラーセン(リップル共同創業者)
保有資産:60億ドル

キャメロンとタイラー・ウィンクルボス兄弟(ジェミニ共同創業者)
保有資産:43億ドル(各人)

フレッド・エアサム(コインベース共同創業者)
保有資産:35億ドル

ジェド・マケーレブ(リップル共同創業者)
保有資産:30億ドル

編集=上田裕資

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