ビジネス

2021.10.06

上場したD2Cメガネのワービー・パーカー、今後の課題は視力測定

Scott Olson/Getty Images


共同創業者のひとりであり、共同CEOを務めるニール・ブルーメンタールは9月29日におこなわれたインタビューで、「顧客の声を聞くかぎり、最大の摩擦点のひとつは新しい処方箋の入手にある」と語った。「視力測定と遠隔医療サービスへの投資に、引き続き力を入れていきたい」

計画の一環として、実店舗の大幅な拡大が予定されている。ワービー・パーカーは数百の実店舗をオープンし、それぞれの店舗を、視力測定やフレーム試着、商品購入のすべてが可能なワンストップショップにすることを目指している。「我々は多数の医師を採用している」と、ブルーメンタールは言う。同社は現在、145店舗を展開中だ。

さらに同社は2019年、顧客が顔写真をアップロードするだけで、バーチャルにメガネを試着できるアプリを導入した。2021年からは、スマートフォンと現在使っているメガネを利用して、自宅にいながら10分程度で手持ちのメガネの処方箋を更新することも可能になった。

将来的には、新しい処方箋を入手できるバーチャル視力測定も提供されるかもしれない。他社もこうした取り組みをおこなっている。「1-800-コンタクツ(1-800-Contacts)」は2019年、自宅で視力測定を行うための技術を開発するスタートアップ企業「6オーバー6(6over6)」を買収した。同社は、臨床試験の実施や、米国における規制当局の承認を目指している。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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