高級かつサステナブルなホテル選び 考えるべき5つのこと

(C)Bouteco

旅行業界が再始動しつつある今、私たちはここ1年にわたり練っていた旅の計画を実行に移すべきときがきている。米旅行誌コンデナスト・トラベラーのサステナビリティー担当編集者で、環境に優しい高級ホテル情報を集めたサイト「ブーテコ(Bouteco)」を創業したジュリエット・キンズマンは、環境保護分野で有言実行を貫くホテルを利用し、より良い旅を楽しむ方法を、次のように語っている。

1. ホテルがどんな貢献をしているか


「ホテルを予約するときにまず注目することは、そのホテルがどんな貢献をしているかだ。人は旅行をやめることはないので、私の著書『The Green Edit』でのミッションは、より良い旅の仕方をするよう促すことにある」

「より良い旅というのは、計画の段階から実際の滞在時まで、その旅が与える社会経済的影響の点と点を結び、サプライチェーンを意識することにある。それには、飛行機を使うことで生じるカーボンフットプリント(温室効果ガスの排出量)を相殺する方法を考えることも含まれる。地域社会や地球に対して本当に時間と資金を投じている施設で時間を過ごすといったことができる」

「ホテルがどれほど貢献しているかは、関わっているプロジェクトについてウェブサイト上でどれほど情報を公開しているのかを見ればはっきりすることが多い。ただ、独立系のホテルはその確率が高い」

2. ホテル予約時に使うべきウェブサイト


「自画自賛するつもりはないが、私が創業したウェブサイト『ブーテコ』は、予約はできないものの、リサーチをする場所としては適している。私はここで紹介したホテルを全て訪れて調査しているので、これらの施設がそれぞれの取り組みをしていることを知っている」

「ブーテコは、サステナブルな高級ブティックホテルをまとめた完全独立型のリソースでもある。全ての事業は運営を続けるためビジネスモデルを必要とするが、ブーテコにはそれがないため、真の意味で信頼でき、公平であり、商業目的に左右されない」

「とても重要なこととして強調したいのは、あなたは一人の顧客として、どこに金を払うかを決めることができ、それにはホテルが含まれるため、正しい場所を選ぶ必要があるということ。周囲の環境や地域社会に大きな害を与えないようなホテルを支援できるのであれば、それとは正反対のホテルに金を落としたくはないでしょう?」
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編集=遠藤宗生

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