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フォーブス共同編集者

フェイスブックCEO マーク・ザッカーバー(Drew Angerer/Getty Images)

フェイスブックの株価は10月4日に4.8%下落し、CEOのマーク・ザッカーバーグは数十億ドル規模の保有資産を喪失した。背景には、同社に対する政治的プレッシャーの高まりや、フェイスブックと主要サービスのアクセスが長時間停止したことが挙げられる。

世界の富豪ランキングで6位のザッカーバーグの保有資産は、4日に約59億ドル(約6540億円)減少して1170億ドルになった。また、フェイスブックのCOOを務めるシェリル・サンドバーグの資産も約19億ドル減少した。

フェイスブックの株価は2つの理由で下落した。その一つは、同社が運営するフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップが異例の長時間のアクセス障害を起こしたことで、これによって数千万ドルの損失が生じたと考えられる(同社の直近の四半期の1日あたりの売上は約3億3000万ドルだった)。

フェイスブックが前回、アクセス停止に見舞われたのは2019年のことで、14時間に渡り接続が停止していた。その10年前の2008年にも1日間、アクセスが停止していた。4日の問題はフェイスブックの社内システムにも影響を与え、従業員はEメールや社内メッセージシステムのWorkplaceにアクセス出来なくなり、報道によると本社の一部のドアが開かなくなったという。

もう一つの株価の下落の原因としては、5日の米議会の公聴会で、同社の元プロダクトマネージャーのフランシス・ホーゲンが証言を行うことが挙げられる。ホーゲンは、フェイスブックの内部告発者としてウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に社内文書をリークしていた。

彼女は3日のCBSの調査報道番組「60ミニッツ」に実名で出演し、フェイスブックが「公益よりも利益を優先」し、2020年の大統領選挙後の誤報に対するセーフガードを維持できていないと批判した。

しかし、フェイスブックの株価は過去数年の間に置きた不祥事に、驚くことの打たれ強さを示してきた。昨年の広告ボイコットや今年1月6日の米議事堂襲撃事件を受けてもなお、同社の株価は記録的な高値を維持しており、4日の終値は326ドルで、過去5年間で150%以上の上昇となっている。

編集=上田裕資

マーク・ザッカーバーグフェイスブックビリオネア

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