起業だけではない「アントレプレナー」の形

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それでも、自らを「アントレプレナー」と呼びたがる人は少ない。そうした人々はなぜ、自分の功績がアントレプレナーという呼び名に値しないと思っているのだろうか?もしくは、アントレプレナーという言葉には、特別な資格がなく口先だけでものを売り込む“大道薬売り”の現代版を思わせる響きがあるのだろうか?

米国は、起業が推奨される国を自負している。私たちは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、地域の活力源として中小企業がいかに重要かを知った。町は工場の撤退により活気を失い、レストランや小売店がなくなれば生活はほぼできなくなる。

収益性の高い会社を設立してビジネスパーソンとして成功するには、ただアントレプレナーを自称するだけではだめで、もっと多くの労力が必要だ。しかし、それに向けた道は、心の中で自分はアントレプレナーと呼ぶに値する存在だと思った瞬間から始まる。何らかの夢に対して行動をしているのであれば、その行動がどんなに小さく散発的であったとしても、あなたはアントレプレナーだ。自分をアントレプレナーと呼び始めよう。

編集=遠藤宗生

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