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現実世界での暮らしは、ここ2年ほどあまり良いものとは言えなかった。新型コロナウイルスの流行や、ジョージ・フロイド殺害事件、終わりなき政治闘争、暴動、そして惨憺たる結果に終わったアフガニスタン問題など、さまざまな苦難があった。

こうした現実世界の問題を前にすると、より良い場所での暮らしを求めるようになることもある。そんな中、全く新たな世界が構築されつつある。それは「メタバース」と呼ばれる、人々が拡張現実(AR)の中で互いに交流できる仮想空間だ。

消費者サービス企業やテック企業、エンターテインメント企業などは、人々が仮想世界で一緒に生活し、働き、交流できるメタバースを、次なるフロンティアと見ている。インターネットの次にくる重要な進歩がメタバースだと予想されている。

ズーム会議の代わりに、同僚や顧客と本物そっくりな仮想空間で交流できるようになるかもしれない。住宅の購入やビデオゲーム、家族や友人との交流、コンサート鑑賞、買い物、店での服の試着や購入なども可能だ。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、メタバースをあらゆる人が利用できるようにしようと取り組むリーダーの一人だ。ザッカーバーグは自社の従業員に対し、メタバースがフェイスブックの未来の大きな一部になるだろうと述べている。

ザッカーバーグはメタバースについて、「ただ見るだけではなく、実際にその中に存在できるような、具体化されたインターネットとして考えることができる。私たちはこれが、モバイルインターネットの後継になると考えている」と予想した。

これはすでに、私たちの周りで起きていることだ。「フォートナイト」や、「ロブロックス」、「あつまれ どうぶつの森」といったゲームは、メタバースのような体験を提供している。商品やサービスの購入には、暗号通貨やデジタル資産が使用されるようになると予想されている。衣料ブランドのラルフ・ローレンやクレジットカード企業のビザは、長期的なポテンシャルを感じ取り、メタバースへと参入している。

編集=遠藤宗生

ARマーク・ザッカーバーグ

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