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2021.09.30

海藻使った「代替エビ」 普通の消費者に受け入れられるか

イメージ(BURCU ATALAY TANKUT/Getty Images)


しかし、エビや魚、甲殻類のプリッとした食感と歯応えを再現することは、特に大規模生産では難しい。数十年にわたり食品工場で使われてきた押し出し機械を使い、調味料を加え、ひき肉と似た形状の商品を作る場合と比べると難易度ははるかに高い。

ニュー・ウェーブは、緑豆のタンパク質やその他の人工調味料に加え、海藻由来の材料を使用している。これは同社独自の製法の一部を担うもので、詳細はあまり明らかにされていない。

ウルフは、フォーブスの2021年版「30アンダー30」の食品部門に選出された経歴を持つ。まだ改善の余地は多いものの、彼女の事業は他の競合企業から際立っている。

現在販売されている商品は研究室での微調整が続けられるが、ウルフらチームは現在、消費者にはニュー・ウェーブの商品を試す準備ができていると考えている。現在は同社の最高技術責任者(CTO)を務めるウルフは「シーフードには誰も注目していなかった」と振り返った。

翻訳・編集=出田静

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