面接官に「適任ではない」印象を与えてしまう6つの言葉

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もちろん、緊張して汗をかいているときにつなぎ言葉を避けるのは難しいかもしれない。コツはゆっくりめに話し、次の文を始める前に間を設けることだ。こうすればつなぎ言葉を使おうとしている自分に気づき、緊張から間を埋めなくて済む。

4. 「御社はどのような会社ですか?」


面接に出席する前に会社の事業を既に理解していなければ、会社の具体的なニーズの満たし方や、会社が抱える問題をどのように解決できるかも理解していないだろう。そうなれば、採用に適していない印象を与えるだけでなく、面接官にとっては警告となってしまう。

企業は、その役割や組織に強い関心を持つ人を雇いたいと思っている。会社の基本的な情報さえ知らないことは、会社に関する全般的な関心が欠けていることを示している。

また面接を受ける側として事前に調査をしていなければ、他の候補者から自分を差別化することができない。職務明細書を分析するだけでなく、その会社についても資料を読む時間を取ろう。

5. 「私たちは」


チームと一緒に面接を受けているのでない限り、面接で「私たち」という言葉をしょっちゅう使うのは避けるべきだ。従業員の中には、チームで達成したプロジェクトや取り組みを自分の貢献事項として説明するのをためらいがちな人もいる。しかし、個人的な貢献を認めず、自分自身の達成事項について説明する際に「私たち」という言葉を使えば、あなた自身の経験や資質が軽んじられてしまう。

面接官は、あなたがチームなしでその役割をこなせるかを疑問に思うかもしれない。自分が実現した具体的な成果や影響を特定し、面接ではそれを自信を持って説明しよう。

6. 質問にきちんと答えない


これは特定のフレーズではない。質問に答えるのを避けとりとめもなく話し続ければ、スキルや資格について自信がないように見えてしまう。また、あなたがだらだらと話し続ければ、面接官はその中から最も重要な要素を見つけなければならない。

また、相手の関心を失ってしまう可能性もある。最悪の場合、面接官はもう一度質問するほど関心が持てず、あなたに何ができるかが明確に理解できないまま次に移ろうとするだろう。

質問を避けて長々と話さないためには、面接の前に自分に何が提供できるのかを明確にし、能力を証明するために共有するスキルやエピソードを決めておくこと。予想していなかった質問をされた場合は説明を求め、その役割にぴったりな価値やスキルを強調しよう。

資質のある候補者が、面接で気づかないうちに自分の価値を損なうパターンにはさまざまなものがある。ここに挙げたフレーズを避けることで面接で自分に不利な状況を作ることがなくなり、求める役割に適したトップの候補者として他者に差をつけられる可能性が高まるだろう。

翻訳・編集=出田静

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