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BrightDrop EV600バン (c) GM

米GMの電動商用車部門の「ブライトドロップ(BrightDrop)」は、バッテリー駆動のデリバリートラックの初回生産を完了し、間もなくフェデックス(FedEx)への納車を開始する。

GMは今年1月にブライトドロップの立ち上げを宣言したばかりだが、それからわずか8カ月で、初回モデルのEV600バンを送り出す。この車両は、開発開始から納車までわずか20ヶ月という、GM史上最速の車両開発プログラムになったと同社は述べている。

ブライトドロップのCEOのトラビス・カッツによると、フェデックス向けのEV600の最初の500台の納入は12月初旬に始まるという。さらに小型のEV410は2023年に完成し、ベライゾンが最初の顧客となる。

「ブライトドロップは、GMのEVプラットフォーム「Ultium(アルティウム)」を活用して迅速な製造を実現した」とカッツは述べている。

自動車メーカーがEV(電気自動車)への移行を進める中で、テスラのような、一般消費者向けのバッテリーカーに注目が集まっている。しかし、1日の運行ルートが決まっている商用バンやトラックの電動化は、燃料費が安いなどのコスト的メリットから、さらに迅速に進むと考えられている。

ブライトドロップは、EV600の価格を明らかにしていないが、主に燃料費の削減により、1台あたり年間約7000ドルのコスト削減が可能だと試算している。EV600は、1回の充電で約250マイル(約400キロ)を走行可能だ。ブライトドロップは、フェデックスに加えて、フリートマネジメントのMerchants Fleetからも1万2600台のEV600を受注している。

GMは、LG社製のバッテリーを搭載したシボレー・ボルトのリコールで苦慮しているが、ブライトドロップは、設計や製造工程が異なるGMの新型バッテリーUltiumを採用している。カッツは、「これは全く異なるプラットフォームで製造されたバッテリーであり、GMが直接、クオリティの管理を行っている」と述べた。

ブライトドロップの商用トラックの生産量が大幅に拡大するのは2022年後半で、カナダのインガーソルにあるGMのCAMI組立工場での製造が始まってからになるという。同社は、ベライゾンがサービスフリート用に何台を注文したかについては言及していない。

編集=上田裕資

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