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Justin Sullivan/Getty Images

マクドナルドは、100を超える国で、毎年およそ10億食の「ハッピーミール」(日本での呼称は「ハッピーセット」)を販売している。

つまり、プラスチック製の小さなおもちゃも大量に提供しているということだ。

そして、それが非常に大きな問題になっている。環境危機が激化するのに伴い、プラスチックは主要な汚染源として非難されている。その解決策の一翼を担うための最大限の努力を目指すマクドナルドは9月21日、2025年までにハッピーミールのおもちゃを「よりサステナブルな」ものにし、再生可能素材やリサイクル素材、認証素材に切り替えると発表した。

新しいおもちゃとしては、インタラクティブゲームや、リサイクル素材のアクセサリーを備えた3Dフィギュアなどが挙がっている。日本などの一部の市場では、おもちゃをリサイクルして新たなレストラントレーをつくることも検討している。



マクドナルドほどの規模をもつ会社の場合、こうした方針転換は、まさに重大な影響力をもつ可能性がある。研究者らの推計によれば、1950年代以降に製造された83億トンを超えるプラスチックの約60%は、最終的に埋立地か自然環境に行きついているという。マクドナルドは自社の取り組みの効果について、化石燃料ベースのバージンプラスチック(再生素材ではないプラスチック)の使用を、2018年のベースラインから約90%削減できると予測している。この削減量は、ワシントンD.C.の人口が1年にわたって生活からプラスチックを排除した場合とほぼ同等だ。

2019年には英国の2人姉妹が、プラスチック製おもちゃ提供の廃止を求める署名活動を開始し、50万人の署名が集まった。こうしたなかでマクドナルドは、現行のハッピーミールのおもちゃに代わるなんらかの代替品を考案することを迫られており、そのプレッシャーは日に日に強まっている。英国のほか、アイルランド、フランスでは、マクドナルドはすでに化石燃料ベースのバージンプラスチックの使用を30%削減している。

ハッピーミールにサステナブルなおもちゃを導入するプロセスは数年前から進められており、マーケティングチームやサプライチェーンチームと強力に連携しているという。また、フランス、アイルランド、英国といった早期導入市場で徹底的なテストが実施され、顧客や親子のほか、科学者やおもちゃデザイナーも参加している。

ハッピーミールは1979年の発売以来、何度かの変遷を経ている。たとえば2011年と2018年には、栄養価を高める改良が実施された。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

マクドナルドサステナブル

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