4. リスクは大きいか?
今自分が置かれている状況は、地雷原となる問題や、大きく注目される問題をはらんでいる可能性もある。自分の決断がブランドの信用を失墜させたり、風評被害や訴訟につながったりといった重大な影響を及ぼす可能性もある。リスクが大きければ大きいほど、上司の協力を求める必要性も大きくなる。
5. 複数の人が関係しているか?
自分の決断によって影響を受ける可能性のある人が多ければ、問題を上司に相談すべきである可能性も高まる。上司は他部署とのコミュニケーションができる立場にあり、例えば法務や広報、製品担当チームの協力を仰ぐこともできる。単純に解決できる問題はあまりなく、自分一人で決断を下すべきことも多くない。
上司とのコミュニケーションは重要だが、すべての判断を逐一上司に頼るべきではない。どのような場合に自分で決断すべきかを把握しておく必要がある。過去に同様のタスクを経験していないか振り返り、その時の対応の良し悪しを検証する。自分に自信があるか、そして自分の決断によって影響を与え得る人や組織の数やリスクレベルも検討しよう。