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2021.09.22

【9月第3週資金調達まとめ】スマートニュースが251億円の資金調達

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アイ・グリッド・ソリューションズ


調達額:20億円
調達先:シニフィアン(リード) / DGベンチャーズ / みずほキャピタル
備考:シニフィアンとみずほキャピタルはTHE FUNDを通じて出資 / その他、複数名の著名エンジェル投資家等を含む

エネルギーマネジメントシステム「エナッジ」などを運営する企業。

「エナッジ」は、電力ビッグデータを元にAIがその日の電力使用量を予測し、各事業所に合わせた省エネ行動をアドバイスするエネルギーマネジメントシステムだ。

6000店舗以上の省エネノウハウを有する同サービスは、AIが電気の使い方を予測して顧客に最適な省エネアクションを提案。これにより、全事業所のデータ一元管理、省エネ行動定着で全体使用量を3%~6%削減できる。

2021年9月には、シニフィアンおよびみずほキャピタルが共同で運営するグロース・キャピタルTHE FUND等を引受先とした第三者割当増資により、20億円の資金調達を実施。

今回の資金調達により、資本力の充実を図り、非FIT分散型太陽光発電所をネットワーク化した次世代エネルギープラットフォームの機能拡充による非FIT再生可能エネルギーの地域循環利用促進及び非FIT分散型太陽光発電所の更なる導入を推進すると共に、事業拡大、研究開発やそれにかかるテクノロジー人材採用を含めた体制強化につなげていく。

コミューン


調達額:19億3000万円
調達先:ディーエヌエックスベンチャーズ / UB Ventures/ ジャフコグループ / Z Venture Capital

顧客体験を最適化するコミュニティタッチツール「commmune」の運営を行っているスタートアップ。

「commmune」は、SaaSやサブスクリプションモデルでサービスを提供する企業向けに、チャーンレート(解約率)を抑えることを念頭に置いて、ユーザエンゲージメントを向上させるためのコミュニティ環境を提供している。

企業は同サービスを使うことで、自らの情報発信とユーザとのインタラクションを一元的に行うことができる。

また、会員アカウントを発行している企業では、自社の会員データベースと同サービスを連携し、シングルサインオン(SSO)を実現することも可能。

コアユーザが他のユーザにも役立つ情報を投稿すると一定のポイントを付与したり、ライトユーザが情報をシェアすると一定のポイント付与したりするなど、条件に応じてインセンティブを設定することができる。

企業とユーザのやり取りを活発化し、それらを同サービス単独で、または MAツールやCRMツールと連携して分析し高速にPDCAを回せる環境を構築可能だ。

2021年9月には、DNX VenturesやUB Ventures、Z Venture Capital、ジャフコ グループを引受先とする第三者割当増資を実施し、19億3000万円の資金調達に成功した。この調達を通し、開発・販売体制強化とマーケティング投資を促進していく。
次ページ > リモートワークや交流会向けのバーチャルスペースサービス

文=STARTUP DB

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