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(C)gogoro

台湾の電動スクーターメーカー「Gogoro(ゴゴロ)」は、SPAC(特別目的買収会社)との合併により2022年初頭までにナスダック市場に上場する予定だ。同社の共同創業者でCEOのホレイス・ルーク(Horace Luke)がインタビューで明かした。

バッテリー交換インフラの開発も手掛けるGogoroは、SAPCのPoema Global Holdingsとの取引と公開株式への私募を通じて5億ドルの資金調達を目指している。創業10年のGogoroの評価額は23.5億ドル(約2580億円)になる見通しだ。

Gogoroは、これまで台湾政府の国家開発基金やシンガポールのテマセク、パナソニック、住友商事、元米国副大統領のアル・ゴアなどから資金を調達してきた。

台北を拠点とする同社は、すでに中国本土とインドに進出している。4月にGogoroは、インドの二輪車メーカーHero MotoCorpと戦略的パートナーシップを結び、バッテリー交換の合弁会社を設立することを発表した。その1ヵ月後に同社は、中国の大手二輪車メーカーDachangjiang Group(大長江集団)およびYadea(雅迪)と提携し、Gogoroのバッテリー交換プラットフォームを使用した充電プラットフォームを中国で展開すると発表した。

シアトル出身のルークは現在51歳で、マイクロソフトに10年間勤務した後、台湾のHTCに勤務していた。「当社にとってナスダックへの上場は非常に大きな意味を持つ」と彼は語る。

調査企業Guidehouse Insightsのアナリストであるライアン・シトロンによると、中国におけるガソリンエンジン車を含む2輪車の年間販売台数は、1500万台から2000万台で、インドにおける販売台数もほぼ同等という。

「2輪車はインドでも中国でも、大きなポテンシャルを秘めており、インドネシアやベトナムなど、スクーターを多用する東南アジアの国々が次の有望な市場になる」とシトロンは語る。「各社と強力なパートナーシップを築いたGogoroは、この分野で非常に有利なポジションに立っている」と彼は続けた。

編集=上田裕資

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