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(c)Carousell

東南アジアで人気のフリマアプリ「カルーセル(Carousell)」が、最新の資金調達ラウンドで11億ドルと評価され、シンガポール発のユニコーン企業の仲間入りを果たした。同社は、パンデミックによるEコマースブームの追い風を受け、高額アイテムの品ぞろえを拡大しようとしている。

カルーセルは9月15日、韓国のプライベート・エクイティ企業STIC Investmentsが主導する調達ラウンドで1億ドルを調達し、評価額が11億ドル(約1200億円)に達したと発表した。Venture Cap Insightsのデータによると、同社は2020年の調達ラウンドで約9億ドルの評価を受けていた。

カルーセルの共同創業者でCEOのクエック・シウ・ルイ(Quek Siu Rui)は、「デジタル化の加速によって、利便性と信頼性を重視した中古アイテムのEコマース市場は活性化しており、我々のコミュニティには成長ポテンシャルがある」と述べている。

2012年に設立されたカルーセルは、東南アジアや台湾、香港において、電子ガジェットからファッションアクセサリーまでさまざまな中古品の売買を可能にするマーケットプレイスを展開中だ。楽天ベンチャーズやNAVER、セコイア・キャピタル・インディアなどから出資を受ける同社の2019年の売上高は、前年の2倍以上の1570万ドルに達していた。

同社は、アジア地域の消費者が豊かになるにつれて、高額商品の個人間取引が活発化すると考えており、今後は新たな認証機能を導入し、自動車などのアイテムの取り扱いを開始するという。

シンガポールは、東南アジアのスタートアップのハブとしての地位を確立しており、シンガポールの証券取引所は今月、米国で新興企業の上場を促進しているSPAC(特別買収目的会社)の上場申請の受付を開始した。ここ最近、評価額が10億ドルを突破した現地のスタートアップとしては、中古車売買プラットフォームのCarroや、国際送金のフィンテック企業Niumなどが知られている。

編集=上田裕資

資金調達

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