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多くの人はリーダーになるべく努力したり、自分がリーダーとなったらどのように振る舞うかについて妄想したりするが、リーダーシップの実像が理想と一致することはまれだ。

最高のリーダーは、時に怠け者のように見られるべきか? 最高のリーダーは、不人気であるべきか? リーダーシップの真髄とは、自分の手を汚さないことなのか? これらの問いに対する答えは全て「イエス」だが、その理由はおそらく、あなたの予想を裏切るものだろう。

ジャン・ラザフォードは、リーダーシップ分野のコンサルタントだ。従軍経験を生かしてエグゼクティブコーチになり、米国やアイルランドの経営大学院で講師も務めている。

忙しいことはよくないこと


たとえ周囲から“働き者”とみられていたとしても、そうした印象は実際の生産性や成果とほとんど関係がないことが多い。にもかかわらず、これはその人の仕事ぶりや姿勢を判断する上で大きな指標となっている。ラザフォードは「私が社会人となったとき、上司よりも早く出勤し遅く退勤すること、そして自分がデスクで働いている姿を上司に見せることが非常に重要だった」と振り返る。

従業員がデスクに座っているときは仕事をしているものだと決め込み、その時間を計測するのは簡単だ。しかし多くの調査からは、オフィス勤務者はデスクで仕事以外のことに多くの時間を費やしていることが分かっている。踏み込んだ監視なしには、懸命に報告書を書いている人と私的なメールを書いている人とを見分けるのは非常に難しい。

お金をあげるから忙しそうにしてくれと頼まれている人などいないため、多忙な姿を見せることは問題だとラザフォードは指摘している。「会社があなたに給料を支払うのは、投資に対して見返りがあると信じているからだ。価値は時間ではなく、アウトプットにある。そのためには、上の人々と期待値をすり合わせなければならない。私たちは、成果を出すため報酬を得ているのだ」

過去の職務はやめ、リーダーになる


出世してリーダーとしての責任を負うようになっても、以前と同じ仕事を続けてしまう人は多い。しかし、リーダーがすべきなのは、自分が率いる人々と同じ仕事をすることではなく、人々を率いて仕事をさせることだ。

編集=遠藤宗生

リーダーシップ

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