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米国をはじめ、接種率の高い地域の一部は、大幅な感染者の増加に直面している。だが、研究者らは、「感染を拡大させているのはワクチン未接種の人たちであり、高い重症化リスクにさらされているのはこの人たちだ」と説明する。

接種を完了しても感染する「ブレイクスルー感染」が増えたとしても、それはワクチン接種を完了した人の割合がより大きくなり、その中で変化する人々の行動が要因であり、ワクチンの有効性がまったく低下しない場合でも、起こりうることだという。

論文はその他、裕福な国々は発注量を大幅に増やすことで(場合によっては、自国の全人口に必要な量の何倍ものワクチンを注文することで)ワクチンを買い占めており、リスクの低い人たちに接種を行っていると指摘。それによって、貧しい国々は最もリスクが高い人たちにさえ、接種することに苦労する状態になっていると批判している。

一方、研究者らは「現時点では追加接種を支持すべき証拠はない」としているものの、今後また新たな変異株が出現し、それがワクチンの効果を回避するものであった場合、または接種完了者の免疫力が時間の経過で低下していくことがより明確になった場合などには、ブースター接種が必要になる可能性があることを認めている。

編集=木内涼子

コロナワクチン

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